有効求人倍率の見方とは【労働市場の傾向と転職の最良時期を考える】

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就職活動

現在、色々な職種(業界)で、人材不足(人手不足)が問題になってます。

最近、よく耳にするのは、「宅配便などの運転手」さんや「医療・福祉業界における介護職員」さん、「保育園などの保育士」さんではないでしょうか。

そういった、労働市場における、需要と供給のバランス(人手不足または仕事不足)を表す指標の1つに、「有効求人倍率」というのがあります。

「有効求人倍率」は、厚生労働省から毎月発表されており、1.5倍を超える非常に高い数値で推移しています。

ちなみに、バブル期を越える高水準で、40年以上ぶりの数値とのことです。

ただ、この「有効求人倍率」って、良く聞く言葉だけど「どう見て、どう使うの?」って思ったことないですか?

身近なところで、私は、妻に聞かれました・・・

今回、この「有効求人倍率」という指標から、現在の労働市場の傾向を把握し、自分の市場価値向上(キャリアアップ)に繋げる方法を考えてみました。

言い忘れましたけど、今回も偏ってます!(笑)

有効求人倍率とは

公共職業安定所(ハローワーク)で仕事を探す人1人に対し、何人分の求人(仕事)があるかを示す指標です。

わかりやすく一覧にしてみます。

有効求人
倍率

求職者数
(仕事を探す人)

求人数
(何人分の仕事)
労働市場の状態
1.0 100人 100人分 ちょうど良い
1.5 100人 150人分 人手不足(仕事が余っている)
0.5 100人 50人分 仕事不足(失業者が多い)

つまり、有効求人倍率が、1を下回ると失業者が多くなり、1を上回ると人手不足ということになります。

ただ、ハローワークに求人を出さない企業や、仕事探しにハローワークを利用しない人もいるため、労働市場の傾向を見る1つの指標と理解してください。

有効求人倍率(平成29年7月分)

厚生労働省の資料「一般職業紹介状況(平成29年7月分)について」から、ざっくり見ていきます。

概要(ポイント)

  • 有効求人倍率 1.52倍
  • 1974年2月(1.53倍)以来、43年ぶりの高水準
  • 背景としては、企業の求人がほぼ変わっていない(微減)中、求職者数が減少したことが、有効求人倍率を押し上げた
  • 正社員の有効求人倍率 1.01倍
  • 都道府県別の有効求人倍率
    最高値 福井県 2.15倍
    最低値 北海道 1.14倍

つまり、日本全国すべての都道府県で、「人手不足」であると言えます。

有効求人・有効求職・有効求人倍率の推移

グラフが見づらい場合は、出典のリンク先(厚生労働省ホームページ)にて確認ください。

有効求人・有効求職・有効求人倍率の推移

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(平成29年7月分)について」

水色の棒グラフ:有効求職者数
青の棒グラフ:有効求人数
黒の折れ線グラフ:有効求人倍率

このグラフからもわかるとおり、求人数は上昇(もしくは横ばい)なのに対し、求職者数は減少を続けています。

つまり、現在は、強烈な「売り手市場」になっており、労働者(求職者)側の有利な時代と言えます。

ちなみに、リーマンショック後の2009年の有効求人倍率は、0.42倍となっております。

比較してみると、今がどれだけ、売り手市場であるかが、わかると思います。

職業別有効求人倍率(厚生労働省編職業分類より)

次に、職種別の有効求人倍率を見てみます。

職種 有効求人倍率
(パートを含む)
有効求人倍率
(パートを除く)
管理的業務 1.83 2.00
専門的・技術的職業 1.97 2.02
事務的職業 0.42 0.38
販売の職業 1.98 1.71
サービスの職業 3.18 2.65
保安の職業 7.25 6.93
農林漁業の職業 1.45 1.26
生産工程の職業 1.55 1.48
転送・機械運転の職業 2.26 2.22
建設・採掘の職業 3.90 4.11
運搬・清掃等の職業 0.74 0.53

※季節調整値と実数値の違いにより、多少の誤差あり。

※「運搬・清掃等の職業」について内訳を見ると、運搬・清掃・包装が、すべて高い数値
となっているため、除外して考えます。(その他の0.28の詳細が不透明なため)

この表を見ていただくとわかるとおり、事務的職業以外は、すべて非常に高い倍率となっております。

つまり、事務的職業を除く、すべての職業(職種)が、人手不足であり企業からすれば「人材確保できていない」ということになります。

逆に言うと、「事務的職業」は、超人気職種ということになりますね。

自分の価値を高く売る

転職という選択肢

これほどの「超売り手市場」であることを考えると、転職をキャリアアップの機会と考えるのは当然なことだと思います。

あなたの知識や経験を高く評価してくれる企業は、必ずあるはずです。

今の仕事(職場)に悩んでいるなら、自分の可能性を試す意味でも、チャンスかもしれません。

また、仕事が溢れているということは、たとえ失敗したとしても、またすぐに次の職場を見つけやすいという利点もありますし。

今の仕事に満足してますか?

「今の仕事に満足しているか」を知る、良い質問をご紹介します。

メンタリストで有名なDaiGoさんの書籍から引用させていただきます。

毎月働いて得られるのと同じ給料が働かなくても自動的に振り込まれるようになったとしても、今の仕事を続けますか?

出典:「好き」を「お金」に変える心理学(著者:DaiGo  出版社:PHP研究所)

この質問のあなたの答えが、「続けます」なら、既に自分の希望する仕事に就いていて、「やりたいこと」ができているということです。

もし、「続けません、すぐ辞めます」なら、自分の能力を活かせる職場を探してみても良いかもしれません。

現在は、時間も手間もお金(無料)もかけず、企業の採用条件と、あなたの希望をマッチングしてくれる、「転職エージェント(人材紹介)サービス」がとても多いですし。

ぜひ、活用してみてください。

転職で失敗したくない!だったら「転職エージェント」を活用しよう!

まとめ

有効求人倍率は、現在の労働市場の傾向をつかみ、転職(キャリアアップ)に向け動き出すタイミングを示す1つの要素になります。

まずは、あなたが希望する職種の労働市場が、どんな状態なのかを知ることが大切だと思います。

今後、AI(人工知能)の発達により、現在の人間の仕事が50%近く無くなるという研究結果が出ていることや、日本の労働力人口が減少していくことなどを考えると、有効求人倍率が、どのような動きを見せるかわかりません。

ただ、言えるのは、現在は「強烈な売り手市場」であるということです。

これから、10年、20年、30年と続く職業人としての人生設計を考え、行動する「良いタイミング」かもしれません。

おわりに

高水準な有効求人倍率を、企業側から見れば、「いかにして当社を選んでもらうか」という立ち位置にいることを理解する必要があります。

ネームバリューのある大企業は、別かもしれませんが、約380万社の日本企業のうち、99.7%が中小企業であると言われていることを考えると、ほとんどの会社が、ほぼ例外なく、「職員を大切にするという意識」を持ち、働きやすい職場環境を整備することが、重要かもしれません。

昔ながらの、

「雇ってやっている!」

「お前の代わりはいくらでもいるんだよ!」

というスタイルの職場は、今後(既に?)労働者側から選ばれることなく、淘汰されていく運命かもしれませんね。

【書籍紹介】

「好き」を「お金」に変える心理学(著者:DaiGo  出版社:PHP研究所)

当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。

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