【選択制】企業型確定拠出年金で、年利30%超え!?という話

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小銭、貯金箱、貯金、年金

「あなたの会社は、確定拠出年金制度がありますか?」

あるなら、制度について積極的に学び、ぜひ、利用してください。

すっごく、お得な制度です。

ちなみに、私の働いている会社は、今年度から「確定拠出年金制度」が導入がされました。

私は、もともと、個人型確定拠出年金(イデコ)に加入しておりましたので、移換手続きなど、少し面倒ではありましたが、企業が拠出してくれるということで、とてもありがたい話です。

まー、なかには、「投資」という言葉に、抵抗感を感じる人もいましたが・・・

なお、うちの会社は、選択制という確定拠出年金制度となっており、掛金について、会社が拠出する分と、社員の希望に合わせ、給与天引きで、掛金を上乗せできる仕組みが導入されています。

そんなこんなで、企業型確定拠出年金へ移換するにあたり「この制度を、どう利用したら一番メリットがあるのか!?」について、色々、調べてみましたので、まとめておきたいと思います。

調べてみたら、イデコの税制面での優遇よりも「選択制の企業型確定拠出年金」の破壊力が、さらに、すごかったです!

もし、あなたの会社でも、「選択制企業型確定拠出年金」が導入されているなら、ぜひ、積極的に利用することをオススメします。(2度目の推しです)

私の試算では、単利ではあるものの、年間利回り30%以上も、ぜんぜん不可能じゃありません!!

ちなみに、私は、限度額いっぱいまで、拠出しています。(笑)

この選択制の企業型確定拠出年金については、賛否両論あるみたいですが、メリットとデメリットを比較した上で、圧倒的にメリットが大きいと、私は考えています。

つまり、「利用しないなんて、もったいない!」ってことです。

ということで、今回は、選択制企業型確定拠出年金の「メリット・デメリット」について、数字を交えて、ご紹介させていただきます。(記事作成時の法令等により、試算しております)

毎度のことですが、おもいっきり、偏っていきます。

企業型拠出年金を利用する「4つのメリット」

  1. 所得税、住民税、社会保険料が下がる
  2. 手続きが簡単
  3. 運用益は、すべて非課税になる
  4. 口座管理手数料が会社負担

なかでも、1の「所得税、住民税、社会保険料」の効果が、ズバ抜けています。

言葉の定義

まず、「選択制企業型確定拠出年金制度」説明のため、言葉を定義しておきます。

会社が拠出する分を、「基本DC」とします。

そして、社員の希望で拠出する分を、「選択DC」とします。

ちなみに、DCとは、確定拠出年金の略称です。

メリット

まずは、メリットを1つずつみていきます。

1.所得税、住民税、社会保険料が下がる

何度も言いますが、企業型確定拠出年金においては、会社が拠出する分と、社員の希望に合わせ、給与天引きで、掛金を上乗せできる仕組みがあります。(会社によって、制度に違いがありますので、制度を利用する際は、必ず会社に確認しましょう)

会社が拠出する「基本DC」については、会社が掛金を設定するため、拠出額を選べません。

社員が拠出する「選択DC」については、社員の希望で、拠出の有無および拠出額の選択をすることができます。

つまり、「選択DCを利用したほうがいいのか?それとも、利用しないほうがいいのか?」というところが、今回のポイントです。

簡単に言うと、「掛金を個人的に、上乗せするのか?、しないのか?」ということです。

条件設定

まずは、試算する上での条件を設定します。

  • 生涯平均年収:500万円
  • 標準報酬月額:32万円
  • 選択DC掛金:月額20,000円(年間240,000円)
    ⇒標準報酬月額が1等級下がる(32万円から、30万円へ)
  • 所得税率:10%
  • 住民税率:10%

標準報酬月額については、全国健康保険協会「平成29年度保険料額表」を参考にしております。

選択DC掛金を拠出した場合の削減額

合計額 82,200円/年間

  • 所得税:24,000円/年
  • 住民税:24,000円/年
  • 健康保険料:12,600円/年(1,050円/月)
  • 厚生年金保険料:21,600円/年(1,800円/月)

※健康保険料と厚生年金保険料は、折半額で表示してます。

毎月20,000円を拠出(貯金も可)することで、税金と社会保険料の支払いを、年間82,200円も少なくすることができます。

試算条件が変われば、削減額は変動しますが、拠出額が増えれば、さらに効果が上がります。

ちなみに、ざっくりと試算しておりますので、そのあたりはご了承ください。

年利にしてみると

年間240,000円の投資に対し、82,200円の効果が出るということですから、

82,200円 ÷ 240,000円 = 34.25%(年利)

となります。

ちなみに、所得税率を5%で試算しても、29.25%(年利)ということになります。

複利によるボーナスがないため、少し残念ですが、結構な効果が見込めます。

2.手続きが簡単

企業型確定拠出年金は、イデコと違い、働いている会社に相談するだけで、色々、説明してくれますし、手続きしてくれるので楽々です。

イデコの場合は、運用管理機関(証券会社等)を選んだり、口座開設の手続きなど、すべて自分でやらなければなりませんので、ちょっと面倒です。

まー、色々学べるという意味では、面倒な手続きもいいと思いますが。

ちなみに、会社が導入している制度により、企業型DCとイデコの併用ができたり、できなかったりするので、会社に相談してみてください。

3.運用益がすべて非課税

これは、確定拠出年金、すべてに言えることですが、掛金(拠出金)を運用して得た利益は、すべて非課税となり税金がかかりません。

定期預金ですら、利息に対して税金がかかりますので、大きなメリットです。(定期預金については、金利が低すぎるため、あまり気になりませんが・・・)

通常、株式や投資信託などの運用で得た利益は、約20%の税金がかかります。

しかし、確定拠出年金制度を利用し、投資信託等で運用した場合、税金は0%なんです。

1~2年の短期であれば、そんなに気にする金額ではありませんが、運用期間が長くなればなるほど、大きな効果が期待できます。

30~40年の運用を考えたら、バカにできない優遇制度です。

4.口座管理手数料が会社負担

確定拠出年金に加入すると、毎月、口座管理手数料がかかります。

イデコに加入した場合、最低でも毎月167円の口座管理手数料が、拠出額より差し引かれます。(口座管理手数料は、運用管理機関によってバラつきがあります)

つまり、運用資金や貯金が減るということです。

企業型確定拠出年金の場合、口座管理手数料を会社負担にしているところが多いため、毎月の拠出額から差し引かれません。(信託報酬は差し引かれます)

その分、資金(拠出金)を運用や貯金に回せますので、さらにお得です。

ちなみに、口座管理手数料の内訳は、こんな感じです。

支払先 毎月の手数料
国民年金基金連合会 103円
運用管理機関 金融機関ごとに違いあり
(最小額0円)
事務委託先金融機関 64円
合計(最少額) 167円

デメリット

選択DCの良いところばかりをみてきましたが、デメリットもあるんです。

1.年金受給額の減額

選択DCで拠出した場合、標準報酬月額(社会保険)が下がります。

標準報酬月額が下がるということは、当然、年金受給額が下がるということです。

それでは、年金受給額が、どのくらい下がるのかを試算してみます。

条件設定

  • 厚生年金加入期間:38年間
    ⇒大学卒業後、60歳まで加入したと仮定します。
  • 生涯年収平均額:500万円
  • 選択DC掛金:24万円/年間

年金受給額の差

【厚生年金】

差額 年間22,800円の減額

生涯年収平均額500万円の場合の年金受給額 950,000円/年間

生涯年収平均額488万円の場合の年金受給額 927,200円/年間

【基礎年金】

ちなみに、基礎年金に影響はありません。

年間受給額 768,000円(概算)

実際には、高年齢継続雇用制度がありますので、厚生年金受給額については、もっと多くなると思いますが、1つの目安としてください。

ちなみに、ざっくりと試算しておりますので、そのあたりはご了承ください。

2.健康保険、雇用保険の給付額が下がる

具体的には、傷病手当金、出産手当金、育児休業給付、介護休業給付、失業給付などです。

一応、どのくらい減額になるか試算しておきます。

条件設定は、選択DC掛金「月額20,000円(年間240,000円)」とします。

  • 傷病・出産手当金:1日あたり 500円の減額
  • 育児・介護休業給付:1日あたり 350円の減額
  • 失業給付(手当):1日あたり 200円の減額

健康保険および雇用保険の給付については、利用するかどうかもわからない制度ですので、あまり気にする必要はないと、私は考えます。

まとめ

重要

ここで、選択制の企業型確定拠出年金を利用する上での、メリット・デメリットをまとめておきます。

【メリット】

  • 税金(年間) 48,000円の減額
  • 社保料(年間) 34,200円の減額
  • 手続きが簡単
  • 運用益が非課税
  • 口座管理手数料が無料

【デメリット】

  • 年金受給額(年間) 22,800円の減額
  • 社会保険給付の減額

毎月20,000円を拠出することで、毎年、82,200円の効果が確約されます。

逆に言えば、13,150円のお金を出して、口座に、20,000円貯金されるイメージです。

この強烈な税制優遇と社会保険料の削減に比べれば、運用利益は、オマケみたいなものです。(笑)

また、確定拠出年金の商品には、定期預金(元本保証)もありますので、毎月、貯金することで、社会保険料や税金を安くすることも可能です。

普通預金に預けても、社会保険料や税金は、安くなりませんので、すっごく、お得です!

注意点としては、確定拠出年金は、60歳まで引き出せないという制限がありますので、生活費を削ってまでの拠出はやめましょう!

そして、デメリットの1つである年金受給額の減額(毎年22,800円)ですが、私は、あまり気にする必要はないと考えています。

なぜなら、40年以上も後の22,800円なんて、現在価値に割り引いたら、ほぼ価値なんてありません。

あなたは、今もらえる82,200円と、40年後にもらえる22,800円だったら、どちらを選びますか?

この質問が、「イコール答え」です。

なお、定年までの税金と社会保険料の優遇を考えれば、議論する意味すらありませんが・・・

結果、企業型確定拠出年金は、社員としては歓迎すべき制度です。

ぜひ、利用しましょう!

おわりに

あなたの会社が、確定拠出年金制度を導入していなかった場合は、個人型確定拠出年金(イデコ)に加入することで、企業型DCほどではありませんが、大きな税制優遇を受けることができます。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

個人型確定拠出年金とは?【メリット・デメリットの比較】

資産運用初心者の確定拠出年金の始め方【金融機関を選ぶポイント】

確定拠出年金の制度を知ると、個人年金(保険会社さんの商品)に加入するのが、バカらしくなります。

だって、どんなに保険料を払っても、最大で4万円(年間)までしか所得控除できないんですから。

ちなみに、確定拠出年金は、拠出した金額(掛金)が、すべてが所得控除できます。

老後の資金という同じ目的なのに、こんなに税金の優遇措置が違うんです。

超びっくりですよね!

どうなってるんだ、日本って感じです。(笑)

それでは、最後に質問です。

「あなたは、保険会社の営業さんに、勧められるまま、保険に加入していませんか?」

「そして、本当に、その保険は必要ですか?」

当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。

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