高額な医療費が戻ってくる!?高額療養費の自動計算【無料エクセルファイル】

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医療、パソコン、聴診器、電子カルテ

いきなりですが、

高い医療費を払った場合に、一定額を超えた医療費が戻ってくる「高額療養費」という制度を、知っていますか?

また、「高額療養費」って、いくら戻ってくるか、知っていますか?

「高額療養費制度」は知っていても、戻ってくる金額まで、「パッ」と答えられる人って、少ないと思うんです。

つーか、そういう僕も「パッ」と出ないし・・・

そこで、今回は「高額療養費って、実際、いくら戻ってくるの?」という疑問を解消すべく、高額療養費の自動計算ができるエクセルファイルをつくってみました。

こんな人に、ぜひ、使って欲しいです。

  • 制度を理解するのは面倒
  • いちいち計算したくない
  • 「入院したときなど、いくら払えばいいの?(いくら戻ってくるの?)」だけ知りたい

医療機関の「領収書」の見方

高額療養費の自動計算をするには、医療機関の領収書の見方を知っておく必要があります。

でも、安心してください。

自動計算は、記載されている数字を入力するだけですから。

自動計算ファイルの入力手順等の説明については、「全国健康保険協会」さんのホームページより引用させていただいた領収書を参考に進めていきます。

領収書の様式

医療機関の領収書(健康保険協会)

使用する項目

自動計算に、使用する項目は、「1の保険内点数」だけです。

「2の負担割合・一部負担金」「3の保険外合計金額・食事療養」は医療費の仕組みを理解するために使います。

なお、領収書は医療機関によって、異なりますが、この3つの項目が表示されないことはありません。(表示名が違う場合はあります)

高額療養費 自動計算表(エクセル)

それでは、上記の領収書をもとに、高額療養費の自動計算をしてみます。

自動計算表の様式

こんな感じの表です。

高額療養費 自動計算表

使い方

使い方は、入力箇所となっている「黄色のセル」に数字を入力するだけです。

黄色のセルに入力すると、「2.高額療養費の算出」欄に数字が自動で表示されます。

それでは、入力を順に説明していきます。

入力方法

高額療養費 自動計算表 条件設定

上から順に入力していきます。

  1. 総支給額(給料額)
    ⇒直近の総支給額を入力します。
  2. 1ヶ月の総医療費
    ⇒1ヶ月にかかった総医療費を【入院】【外来】【薬局】別に入力します。
    ※単位が「点」であることに注意してください。

なお、ここでいう「総医療費」とは、領収書の「1の保険内点数」のことです。

医療機関等の領収書には、必ず「保険点数」の表示がされていますので、1ヶ月間に受診した分を、すべて合算し、合計点数に入力します。(1ヶ月間とは、月ごとのことです)

計算結果

こんな感じで、「自己負担限度額(1ヶ月あたり)」「払い戻し額(還付額)」が表示されます。

超簡単でしょ!?

高額療養費 自動計算表  算出

計算結果をまとめると

医療機関の領収書(健康保険協会)

この領収書の場合、総医療費は、133,500点(入院)です。

保険点数は、「1点=10円」という決まりになっていますので、133,500点とは、1,335,000円ということです。

社会保険加入者の「負担割合」は、3割となっていますので、「2の一部負担金」は、1,335,000円の3割で、400,500円となります。

また、保険診療の対象とならない「3の保険外合計金額・食事療養」が、61,500円(個室代55,000円・食事代6,500円)が別途かかるため、請求金額が462,000円となります。

なお、「保険診療の対象とならない費用」は、高額療養費の対象とならないため、減額(還付)対象とはなりません。

そこから、自動計算で算出された、「自己負担限度額 90,780円」を超えた一部負担金が戻ってきます。

つまり、「高額療養費の対象である400,500円」から、「自己負担限度額90,780円」を引き、「払い戻し額 309,720円」となります。

高額療養費 自動計算表  算出

結果、医療機関の窓口で支払った金額462,000円のうち、高額療養費の申請で、309,720円が戻ってくるということになります。

ダウンロード

「高額療養費 自動計算表【概算】」無料ダウンロード

kougakuryouyou2018

動作確認は、徹底したつもりですが、利用については、各自の責任でお願いします。

なお、エクセルファイルの中に、複数のシートがありますが、青い丸のシートのみ使用ください。(他のシートは計算するためのシートです)

また、今回説明するために、仮の設定が入力されていますので、数字を入れ替えて使用してください。

入力箇所は、何度も言いますが、「黄色のセル」です。

高額療養費(シート説明)

高額療養費の対象にならないもの

保険診療の対象にならないものは、高額療養費の対象となりません。

主なものとしては、次の2つです。

  1. 個室料(室料差額)
  2. 入院中の食事代

「1の個室料」については、本人が個室への入院を希望しなければ、費用発生はありませんので、あまり費用を気にしていただく必要はないと思います。

なお、個室料(室料差額)については、こちらの記事で詳しく書いております。

無駄な入院費(個室料)を払っていませんか?【子どもの入院・手術を経験して】

「2の入院中の食事代」については、諦めましょう。

誰だって、ご飯は食べますから。

なお、1食460円の負担額となります。(平成30年4月より)

「限度額適用認定証」の利用を

入院等により、高額な医療費がかかることが、あらかじめ想定される場合は健康保険協会へ「健康保険限度額適用認定申請書」を提出し「限度額適用認定証」を受取っておきましょう。

この「限度額適用認定証」を、医療機関に提示することで、自動計算した「自己負担限度額」までしか、窓口支払いが発生しなくなります。

つまり、最初から、必要金額しか払わなくていいということです。

高額療養費の申請の手間や、窓口の負担が軽減されるため、ぜひ、利用しましょう。

申請手続きについては、こちらをご覧いただくか、会社の社会保険担当者に相談いただくと説明してもらえると思います。

全国健康保険協会「健康保険限度額適用認定申請書」

なお、「限度額適用認定証」を利用する際にも、自分の自己負担限度額がどのくらいになるのか、事前に自動計算しておきましょう。

ある程度、支払うお金がわかっていると、不安を軽減できますから。

まとめ

医療っておもしろい仕組みで、治療費が「先にいくらかかるか」わかりません。

普通なら「これは○○円だよ」って金額が提示され、その金額に納得して、お金を支払いますが、医療の場合は、治療してみないとわからないけど「やる?」って聞かれて、「やるか・やらないか」を、判断しないといけないんです。

で、「○○円かかったんで、払ってください」ってやつです。

よく考えると、すごい制度ですよね・・・

しかも、治療方針は、同意を得るとはいえ、医師が判断します。

いくらかかるか先に、わからないのに・・・

少額なら、支払いに困ることもないんでしょうが、医療費は超高額になることもあります。

そんなときのためにも、事前に自分が支払うであろう、自己負担限度額を知っておくことは大切だと思います。

また、お金を準備するための手段(生命保険等)を検討する上でも同様です。

ぜひ、高額療養費を試算しておいてください。

当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。

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