確定拠出年金(個人型)を始めるにあたっては、まず、金融機関を選ばなければなりません。
資産運用の経験がない私は、当然、どこの金融機関が良いか全くわかりません。
また、「何を基準に選んで良いのか?金融機関で違いがあるのか?」という状態からスタートしました。
今回は、金融機関を選ぶ際に、私なりに気をつけたポイントをご紹介いたします。
拠出(掛金)限度額を知ろう
まず、自分が「毎月いくらまで拠出(掛金)できるのか?」を調べました。
確定拠出年金の拠出限度額は、次のとおりです。
No | 種 類 | 拠出限度額(月額) |
1 | 自営業者等 | 68,000円 |
2 | 厚生年金保険(いわゆる社会保険)の被保険者のうち | |
・確定給付型の年金を実施している場合 | 12,000円 | |
・企業型年金のみを実施している場合 | 20,000円 | |
・企業型年金等を実施していない場合 | 23,000円 | |
・公務員 | 12,000円 | |
3 | 専業主婦(夫)等 | 23,000円 |
※詳細はこちら(iDeCo 厚生労働省)をご覧ください。
私の場合は、限度額が、月額12,000円(年額144,000円)となり、最低の拠出限度額エリアに該当します。
拠出した金額は、全額所得控除できるため、拠出額が、多いほど所得控除額も増えますし、毎月の口座管理にかかる手数料の負担割合(比率)が小さくなるため、確定拠出年金へ加入するメリットが大きくなります。
できれば、もっと拠出したかった・・・(笑)
金融機関選びのポイント
口座管理手数料
手数料に違いが出るのは、運営管理機関(申し込みをする金融機関)へ支払う、毎月の口座管理手数料となります。
その他の手数料は、どこの金融機関でも、ほぼ変わりません。(全体の手数料額の一覧は、こちらの記事をご覧ください。)
つまり、口座管理手数料が安い金融機関の方が、だんぜんお得ということです!!
私が調べた範囲では、0円~255円程度の口座管理手数料が多かったです。
毎月の手数料は、毎月の拠出(掛金)額から控除されるため、手数料が高ければ、同じ金額を拠出しても自然と拠出額は少なくなります。
信託報酬(投資信託商品の保有コスト)
毎月拠出していくことで、拠出額が増えていけば信託報酬の金額が大きくなります。
極力、信託報酬が安い金融機関を選ぶ方が良いと思います。(どの商品を選ぶかにより、信託報酬に大きなばらつきがあり、難しいですが・・・)
手数料でどのくらいの違いが出るのか?
口座管理手数料0円と255円で比較した場合
255円 × 12ヶ月 = 3,060円/年間
20年間加入した場合 61,200円
口座管理手数料が、無料になるだけで、61,200円を多く運用に回せることになります。
当然ですが、その分、受取額が増えます。
まとめ
私の場合は、拠出限度額が、12,000円(月額)ということもあり、口座管理手数料が無料の金融機関しか、選択肢にいれませんでした。
その上で、取扱商品の信託報酬を比較した感じです。
最終的には、「楽天証券」さんと、「SBI証券」さんで検討し、「楽天証券」さんにお願いすることにしました。
なお、楽天証券さんに資料請求するとこんな感じで書類が届きます。
なお、どちらの金融機関も、口座管理手数料が無条件で無料になりますので、メリットが大きいと思います。
ぜひ、選択肢の1つに入れていただけたらと思います。
おわりに
現在の確定拠出年金の制度は、拠出(掛金)額が少ない人や、所得税率が低い人ほど、口座管理手数料が重い負担になってしまいます。
だからこそ、私の場合は、「金融機関は、口座管理手数料が無料の所が良いかな!?」って思いました。
口座管理に係る手数料は、拠出額に関係なく、定額でかかってしまうものだからです。
その分、拠出額も減ってしまいますし・・・
金額だけで判断できない部分もあるかと思いますが、とりあえずは分かりやすいところで、金融機関を選んでみました。
当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。
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