職員が辞めないマネジメントスタイルとは?【マネジメント力で職場を変える】

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 マネージャー

あなたは仕事で、こんな悩みを抱えていませんか?

「職員を採用しても、すぐに辞めてしまう。」

「職員が定着せず、常に人手不足だ!」

「離職者が多いため、新入職者の教育に多くの時間を費やしている。」

マネジメントの仕事をしていると、必ずと言っていいほど、抱える悩みじゃないでしょうか。

私も、職員が定着しない職場の苦しみを、嫌ってほど、味わいました・・・(笑)

職員が辞めてしまう原因は、様々だと思いますが、職員が定着しないのは、マネジメントに問題があるかもしれません。

先日、「平成29年版 パートタイマー白書(株式会社アイデム 人と仕事研究所)」を読ませていただき、「マネジメント(マネージャー)が、職場環境に与える影響は大きいな!」と感じました。

この調査は、パートやアルバイトで働いている方を対象に行ったものですが、マネージャーとして、意識しなければならない「大切な視点」が示されており、現代に求められているマネージャー(上司)像に気づかされます。

今回、ご紹介させていただく視点は、パートやアルバイトへのマネジメントだけではなく、どんな相手や、どんな職場においても、必ず役に立つはずです。

上から目線で、威圧的なマネジメントスタイルは、職員を疲弊させ、退職に繋がります。

ということで、この記事では、職員が辞めずに、長く働いてもらえる職場をつくるには、「マネージャー(上司)として、どうあるべきか?」について、「平成29年版 パートタイマー白書(株式会社アイデム 人と仕事研究所)」を参考に考えてみます。

そうです、偏っちゃうやつです。(笑)

職員が定着しないデメリット

まず、「職員が定着しない」、「すぐに辞めちゃう」という、離職率が高い職場のデメリットについて考えてみます。

  1. 採用コスト(求人広告や人材紹介にかかる紹介料など)
  2. 新人教育にかかる時間および人的コスト
  3. 人手不足による既存職員の負担増加

こんな感じでしょうか。

見てのとおり、人がどんどん辞めてしまう職場は、コスト的なデメリットだけではなく、既存職員の負担が増え、また、それが原因となり、退職に繋がってしまうという、負のスパイラルに入り込んでしまいます。

職員が定着することのメリット

次に、人が辞めない職場のメリットについて考えてみます。

当然、採用コストはかかりません。

その上、勤続年数に応じて、職員のレベル(能力)は、どんどん上がっていきます。

新人のように、1からすべてを教える必要がありませんし、どんどん仕事を覚えてもらえるため、当然ですよね。

そうやって、職員のレベルが上がると、あなたは、「あなたの仕事」を任せることができるようになります。

つまり、あなたは、「あなたにしかできない仕事」に注力できるわけです。

これって、すごく大きなメリットじゃないですか!?

職場の上司への信頼感

それでは、パートタイマー白書の調査結果からみていきます。

1.職場の上司への信頼感と勤続との関係

職場の上司に信頼感を「持っている」と答えたのは、65.7%となっています。

続いて、信頼感と勤続(考え方)の関係をみてみると、次のような結果になっております。

職員の考え 信頼感あり 信頼感なし
現在の勤務先でできるだけ長く勤めたい 70.2% 42.8%
積極的に転職したい 29.7% 57.2%

上司への信頼感の有無により、勤続意向に大きな違いが出ています。

2.あなたは職場のパート・アルバイトに信頼されていますか?

パート・アルバイトから信頼されている 89.7%

パート・アルバイトさんからの回答と比べると、20ポイント以上の乖離(かいり)がありますね。

世のマネージャーは、自信に溢れてますね!!

それか、私を含め、完全な勘違いか・・・(笑)

3.仕事上の相談のしやすさと信頼感の関係

  信頼感あり 信頼感なし
相談しやすい 84.0% 29.5%
相談しにくい 16.0% 70.4%

相談のしやすさと、信頼感の有無は、相関がありますね。

4.上司から叱られた際の納得度

  信頼感あり 信頼感なし
納得できる 82.7% 18.5%
納得できない 17.3% 81.5%

この結果からわかるのは、信頼されていなければ、どんなに良いことを言っても、相手の心には届かないということですね。

結局、「何を言うかより、誰が言うか」が、重要だということです。

これらの調査結果から、

マネジメントを行う上で、一番重要なことは、「一緒に働く仲間(部下等)との信頼関係を築くこと」

だといえます。

信頼関係を築くために

次に、「信頼関係を築くためには、どうすればよいのか?」また、「信頼を失ってしまわないようにするには、何に気をつければよいか?」について、みていきます。

どんなことから上司に信頼感を持つか

  • 必要なときに助言や手助けをしてくれる 57.5%
  • 業務における指示や判断が的確である 55.9%
  • 挨拶や会話など、日頃から積極的にコミュニケーションをとっている 52.9%
  • 誰にでも分け隔てのない対応をしている 52.8%
  • 言うことと行うことが一致している 50.1%

どんなことから上司への信頼感が損なわれるか

  • 人によって違った対応をする 59.3%
  • 言うことと行うことが一致していない 57.0%
  • 業務における指示や判断が的確でない 49.2%
  • 問題があっても誠実に対処しない 46.2%

どうですか?

結構、あたりまえと思われることが、回答の上位をしめています。

自分では、できていると思っていることが、相手には伝わっていないのかもしれません。

マネジメント教育の重要性

上記の調査結果を見ていただいたとおり、職員が辞めない職場をつくるには、「マネジメント力」は欠かすことのできない能力(スキル)だと思います。

これだけ重要な能力なのに、「マネジメント教育」を受けたことがあるマネージャーは、少ないようです。

部下に対するマネジメント教育を受けたことがあるか

マネジメント教育を受けたことがある 45.6%

【内訳】

従業員規模 比率 区分
6~29人 23.4% 中小企業
30~99人 33.0%
100~299人 40.8%
300~999人 55.5% 大企業
1,000~2,999人 57.0%
3,000人以上 63.8%

企業の規模が大きくなるほど、マネジメント教育に力を入れているようです。

日本企業の割合(企業規模)

日本の企業数 382万社

【内訳】
大企業          1.1万社   0.3%
中規模企業      55.7万社 14.6%
小規模事業者 325.2万社 85.1%

上記の「日本企業の割合」を見ていただくとわかるとおり、日本の企業(約382万社)のうち、約99%は中小企業です。

中小企業に限っては、マネジメント教育に力を入れている企業は、約30%程度ということになります。

比率だけでは、なんとも判断しかねますが、組織として、マネージャー個々の能力に任せ、「マネジメントは、勝手に学べ!」という姿勢では、職員の働きやすい職場(人が辞めない職場)はつくれない気がします。

だって、マネージャーの力量によって、職場環境にバラつきが出るじゃないですか!?

できれば、組織(会社)全体で、マネージャーの育成に力を入れるべきだと思うのは、私だけでしょうか。

自由意見(パート・アルバイトから)

調査結果の中で、いくつか気になった意見をご紹介します。

心が痛む意見もありますが、すごく参考になります。

  • 上司同士のコミュニケーションが取れていないと、部下が間に入ってコミュニケーションを取るのが納得できない。
  • トラブルに関与することを避けようとする社員が圧倒的に多い。
  • 自分のことを棚に上げて、部下を怒る。
  • 自分ができていないことを部下に求めるのはどうかと思う。
  • 上司が一部のパートをひいきしている。
  • 月に1回、一人一人個別に面談をしてくれるので、要望や意見を言いやすい。
  • 意見を言ったことに対して、良くなるように動いてくれたりすると信頼できる。

まとめ

重要

この調査結果から、「職員が辞めないマネジメントスタイル」と、「信頼されていることを示す指標」について、まとめてみます。

職員が辞めないマネジメントスタイル「3つの重要なポイント」

1.言行一致

言うことと行うことが、一致していること。

2.フェア(公平)な判断や対応

上司・部下関係なく、物事を公平にみるということ。

3.誠実さ

誠実とは、相手のことを想い、心を使うこと。

つまり、誠実な対応を心がけることで、職員に対し、いい加減な指示(判断)はできなくなります。

また、相手のことを想うことで、積極的な挨拶やコミュニケーションを取ることに繋がります。

信頼されていることを示す指標

マネジメントを行う上で、一番重要なのは、「信頼し、信頼される関係」をつくることです。

次の2つの項目は、信頼関係が築けているかどうかの指標になると思います。

1.仕事の相談をされる

信頼していない上司には、部下は相談をしないものです。

また、相談される上司とは、相談されやすい空気をつくっているものです。

2.プライベートな会話ができる

こんな調査結果が出ています。

上司とのプライベートな会話に対する抵抗はありますか?

  抵抗あり 抵抗なし
働きやすい 33.5% 66.6%
働きにくい 52.4% 47.6%

働きやすいと感じている人は、上司とプライベートな会話をすることの抵抗感が弱くなっています。

つまり、プライベートの会話ができるということは、多少なりとも、信頼関係が築けているということではないでしょうか。

おわりに

職員が定着しない(辞めてしまう職場)には、必ず、何かしらの原因があります。

この問題は、職員を採用するだけでは、問題解決はできません。

なぜなら、原因を取り除かない限り、採用しても、採用しても、どんどん辞めてしまうからです。

「なぜ?職員が辞めてしまうのか?」と、問題の本質にフォーカスし、原因の改善を図るべきです。

当然ですが、こうした問題への対応も、マネージャーの役割であり、マネジメント力を問われる場面です。

職場環境は、マネージャー(上司)のマネジメント力によって、一変(いっぺん)します。

マネジメントには、それだけ大きな影響があることを理解し、定期的に、自らのマネジメントスタイルを、見直すことも必要かもしれません。

働きやすい職場づくりのため、威圧的なマネジメントではなく、共感型のマネジメントで「お互いが信頼し合える人間関係」を築いていきたいものですね。

当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。

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