あなたは、仕事や日常の生活で、メモを書いていますか?
もし、「メモなんかする必要ないよ」っていうなら、あなたは天才です!!
すべての出来事を、頭の中に記憶し、自由に情報を出し入れできるんですから、素晴らしい才能です!!
そして、その才能が、羨まし過ぎます。(笑)
私は、とっても凡人なので、メモをたくさん書きます。
そうです、超メモ魔です。
私は、書いておかないと、すぐ忘れちゃうので、頭の中に浮かんだことや、思いついたことを含め、すべてメモするようにしています。
例えば、仕事の打合せ内容や、人から教えてもらったこと、依頼した仕事、テレビや書籍から得た言葉や考え方など、日々の出来事から、自分の中で、「新しいと感じたり、これは何かに使えるな!」って思ったことは、すべてメモにして残します。
なので、職場で、メモしない人をみると、「何でも覚えちゃって凄いな!」って思います。
ただ、メモをしないで、何度も同じことを聞きに来る人は、「人生の時間を無駄にして、もったいないな~」って思います。
せっかく教えてもらったのに、メモしないで、忘れちゃうのは、その時間を無駄にしていることになります。
また、同じことを教わるのも、時間の無駄です。
そして、なにより、何度も教えてくれる人(相手)の時間も、奪ってしまいます。
つまり、「メモすることを徹底して、忘れない!」ということは、生産性の概念からも大きな意味があります。
貴重な人生の時間を、有意義に使うため、「メモを書く」ことは必須だと、私は感じています。
ということで、今回は、「メモを書く効果」について、まとめてみました。
「メモを書く」って、凡人の私には、メリットしかないんですよね。
ちなみに、イメージしやすい、仕事に対する「メモ書き」ということを想定して、書かせていただきます。
それでは、偏っていきましょうか。(笑)
「メモを書く」を定義する
まずは、私が考える、「メモを書く」について、定義しておきます。
「メモを書く」の定義
- すべての情報を書き出すこと。
- 書き出した情報を整理し、まとめておくこと。
メモに定義が必要なの?
「メモに定義が必要なの?」って、思いますよね?
そうなんですよ、私も思うんですが、度々、仕事の仲間(部下など)から聞かれるんです。
「メモって、何を書けばいいんですか?」って・・・
そういう人って、何が重要なのかが、わかっていないから、「何を書いていいのか・・・」って、悩んじゃうんだと思うんですよね。
なので、この質問に対する、私の答えは、「すべて書く」としています。(笑)
意味を理解することは、後回しにして、まず、すべて書いてから、そのメモを見ながら、何が重要かを考えればいいのです。
そして、わからない言葉は、グーグル先生で、調べればいいですし。
「メモを書く」の手順・やり方
次に、メモ作成の手順についてご紹介します。
これは、私が、15年以上続けている習慣です。
メモ作成の手順
- 手書きで、メモ帳やコピー用紙に、すべての情報を書き出します。
⇒ 打合せ(会議含む)の内容、仕事の引継ぎ、相談されたこと、指示したこと、資料を読んだ自分の考察など。 - 書き出したメモを見ながら、「エクセル」などへ、整理して入力しておく。
⇒ この作業が、とても重要です!!
2.の「なぜ、エクセルに入力するか?」ですが、手書きで書き出したメモは、ぜんぜん整理されてない情報です。
エクセルにまとめる作業は、頭の中からアプトプットした情報を、構造化(論理的に整理)することであり、言い換えれば、「自分の頭で考える」ということです。
この作業を行うことで、頭の中に情報が定着します。
また、エクセルデータにしておくことは、忘れても、すぐに検索できるメリットもあります。
ちなみに、私は、メモ帳の代わりに、「コクヨ セクションパッド 薄口タイプA4」を使用しています。
薄い方眼紙で、図も描きやすく、情報の繋がりを書き込みやすいです。
また、1枚1枚切り取れるので、便利だと思います。
私が感じた「メモを書く」の効果
私は、「メモを書く」をする前は、仕事で頼まれたことや、打ち合わせの予定を忘れてしまい、結構、怒られました・・・
でも、「メモを書く」ことを習慣化したら、忘れちゃうこともないですし、何より、仕事のスピードと精度が、格段に上がりました。
また、すべての情報をアウトプットしておくので、頭の中がすっきりし、忘れちゃう不安もなくなりました。
私と同じような悩みを持っているなら、ぜひ、お試しを!!
メモする(書く)ことの効果
メモをする(書く)ことって、すごく大切で、色々な書籍で推奨されております。
以前、読ませていただいた書籍から、メモをする(書く)ことの効果について、ご紹介します。
速さは全てを解決する「ゼロ秒思考」の仕事術(著者:赤羽雄二)
- メモ書きは、頭が良くなる世界一シンプルなトレーニングである。
- コミュニケーション力が上がる。
- 不安と、もやもやが無くなる。
⇒悩んでいる時間が無駄なので、頭の中の情報を書き出すことで、情報が整理され、何からやったらよいか判断ができるようになる。
あの人はなぜ、東大卒にかてるのかー論理思考のシンプルな本質ー(著者:津田 久資)
- 論理的に考えることができるようになる。
- 人は、書いているときだけ、考えている。
- 優れた思考力がある人ほど、膨大に書いている。
- 一流のビジネスパーソンは、ことごとくメモ魔である。
- 天才ですら書かないと考えられない。
⇒「発明王エジソン」も、書くことにより考える人だった。 - 書かずに考えるのは、一握りの天才だけである。
「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術(著者:齋藤 孝)
- 「書く力」とは、つまり「考える力」である。
- 日頃から自分の言葉で、考え、書くようにすることが大事である。
ムダにならない勉強法(著者:樺沢紫苑)
- 書くことで、圧倒的に自己成長する。
- 毎日、文章を書いていると、「書く力」が向上する。
- 「書く力」とは、イコール「考える力」であるため、思考力、洞察力が向上する。
ハーバードの人生を変える授業(著者:タル・ベン・シャハー)
少し趣旨は、外れますが、「書き出すこと」の効果について、こう書かれています。
- 感謝できることを、毎日、書き出すことで、人生を肯定的に評価できるようになり、幸福感が上昇し、人に対してもっと優しくなれるようになる。
そして最終的に、よく眠れるようになり、より多く運動するようになり、身体的な不調も減る。 - 人は、怒りやトラウマなど(傷ついたこと)を完全に表現して、はじめて、癒される。
心に感じたことを、すべて書き出すことは、心の最も深いところにある感情や思いと向き合うことである。
一瞬でYESを引き出す心理戦略(著者:DaiGo)
- 書き出すことは、怒りを消す技術である。
⇒ムカついたことを、紙にすべて書き出すことで、怒りは消える。 - 感情と客観的な事実、論理的に間違ってないことを視覚化していくことで、冷静さを取り戻ことができる。
まとめ
いくつかの書籍から、「書くことの効果」をご紹介させていただきました。
頭の中の情報を、ただ、文字にするというシンプルな作業ですが、色々な効果(メリット)が期待できます。
デメリットについては、「書くのが、めんどくさい!」ぐらいでしょうか!?(笑)
ただ、メモすることを習慣化すると、メモしないことが不安になりますので、「書くのが、めんどくさい!」という感覚はなくなると思います。
ここで、「メモを書く」ことの効果をまとめておきます。
- 頭が良くなる。
⇒思考力、洞察力の向上(考える力が上がる) - 論理的思考ができるようになり、仕事の速度や精度が上がる。
- コミュニケーション力が上がる。
- 人生を肯定的に評価できるようになる。
- 怒りを消すことができる。(冷静さを取り戻す)
人は、「自分の知らないこと」、「わからないこと」に、恐怖を抱く生き物です。
そして、「頭の中で整理できていないこと」に、不安を抱きます。
だったら、頭の中を徹底的に整理し、わからない部分を減らしてあげればいい。
その手段が、「メモを書く」ということです。
すっごいシンプルだけど、すっごく効果のある手段だと思います。
おわりに
先日、友人から部下の育成について、相談を受けました。
こんな感じのやりとりです。
友人:「何回も、同じことを聞きに来る部下がいるんだけど、そういう場合、どうしたらいいですかね?」
私:「わかるまで教えてあげるしかないけど、メモしてもらっている?」
友人:「メモしてないですね・・・」
そりゃー、忘れますよ!!(笑)
教える方も、メモするように促さないと。
私の友人と同じように、部下の育成に悩んでいるなら、徹底的にメモしてもらうのも効果的だと思います。
最後に、私が考える「メモを書くことの最終的な目的(効果)について」ですが、
徹底的に「メモを書く」ことで、その整理された情報は、あなただけのマニュアルになります。
そのマニュアルは、あなたの「知的財産」です。
その「知的財産」が、積み重なっていくことで、「あなたという商品の価値」が上がります。
「メモを書く」ことは、自己投資の1つだと思い、始めてみてはいかがでしょうか。
当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。
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