いきなりですが、質問です。
「電子マネーで、お賽銭を!」と聞いて、どう感じますか?
今回の記事は、最近、私のまわりで議論になった(盛り上がった)話です。
上記の質問に対し、ほとんどの人が、反対という結果でした。
理由としては、反対した全員が「有り難み(ありがたみ)がない!」というものです。
ちなみに、私は、電子マネーでのお賽銭に「超賛成派」です。
理由は、このツイートのとおりです。
「電子マネーで #お賽銭」というと、反対の人が多いみたいだけど、
元々、食べ物(お米など)を供えていたのが、お金(コイン、紙切れ)に変わったことを考えると、時代の変化に合わせて、電子マネーや #仮想通貨 に変わってもおかしくない。
必要なのは、感謝の気持ち。
物はなんでもいいのかも。— やす-日々の気づき・学び (@honyuki39c) 2018年1月10日
結局、時代の変化を流れで見ると、電子マネーや仮想通貨が、お賽銭になってもぜんぜん不思議ではありません。
逆に、「お賽銭 = 現金」という、常識に縛られている方が、危険な気がします。
だって、変化を柔軟に受け入れられてないということですから。
そこで、「電子マネーでのお賽銭」について、色々と考えてみました。
そうです、いつもの超偏った思考シリーズです。
どうぞ、お楽しみに!
神社本庁「お賽銭について」
まずは、神社本庁のホームページから、お賽銭の意味や由来についてみてみます。
お賽銭の意味や起源には諸説があります。現在では神社にお参りすると、お賽銭箱に金銭でお供えしますが、このように金銭を供えることが一般的となったのは、そう古いことではありません。
もともと、御神前には海や山の幸が供えられました。その中でも特に米を白紙で巻いて包み「おひねり」としてお供えしました。
私たちは祖先の時代から豊かな自然に育まれ暮らし、秋になるとお米の稔りに感謝をして刈り入れた米を神様にお供えしました。こうした信仰にもとづき、米を「おひねり」としてお供えするようになったのです。しかし、貨幣の普及とともに米の代わりに、金銭も供えるようになりました。
そもそも米は、天照大御神がお授けになられた貴重なものとされ、人々はその大御恵(おおみめぐみ)を受け、豊かな生活を送ることができるよう祈ったのです。現在でも米をお供えする方もいますが、金銭をお供えすることも、この感謝の気持ちには変わりはありません。
お賽銭箱にお金を投げ入れるところをよく見かけますが、お供物を投げてお供えすることには、土地の神様に対するお供えや、祓いの意味があるともいわれています。しかし、自らの真心の表現としてお供えすることなので、箱に投げ入れる際には丁重な動作を心掛けたいものです。
ポイントは、この3つです。
- 金銭を供えることになったのは最近である
- もともとは、海や山の幸とお米を供えていた
- 大切なのは感謝の気持ち
神社の歴史に比べ、通貨の歴史なんて比べ物にならないほど短いです。
恐らく、通貨が発明され、初めて通貨を供えるときには、反対派が多数だったはずです。
そして、「有り難みがない」って言っていたはず。
これは、現在の電子マネーでのお賽銭と何も変わりません。
神様からすれば、「紙切れやコイン」を供えてもらっても、全く嬉しくないはず。
結局は、「有り難み」を感じるための、私たちの自己満足でしかありません。
つまり、感謝の気持ちを伝えるのに、現金であろうが、電子マネーであろうが何も変わりません。
それこそ、物なんてなんでもいいのです。
金額の多寡でご利益に違いがあるのか?
「ご利益があるように、奮発して・・・」
という人がいますが、これも意味がわかりません。
神様側の視点で見れば、金額の多寡は関係ないはずです。
だって、もともと何の価値もない「紙切れやコイン」を大量に供えられても、ぜんぜん嬉しくありませんし。
ちなみに、年に1回、大金を供えるなら毎月1回、小額でも神社に足を運んだほうが、ご利益があるんじゃないですか。
私が神様なら、そっちの方が、ぜんぜん嬉しいし。
逆に、感謝の気持ちを金額で表現しようとすること自体が、残念な気がします。
少し想像してみてください。
「私のこと、どれだけ想っているのか、金額で表してよ!」って彼女(彼氏)に言われて嬉しい人っていますかね?
つまり、気持ちと金額は比例しません。
大切なのは、「自分の時間をどれだけ供えるか」じゃないですかね。
何度も足を運ぶという行動で。
電子マネーでのお賽銭のメリット
いくつかメリットを考えてみます。
- お賽銭「泥棒」対策
- 神社側の現金回収や集計作業の削減
- 小銭がなくても、自分の希望する金額でお賽銭ができる
全国の神社で、電子マネーでのお賽銭が導入されると、お賽銭泥棒は完全に撲滅できそうですね。
電子マネーでのお賽銭ができる神社
- 愛宕神社(あたごじんじゃ)
- 〒105-0002 東京都港区愛宕一丁目五番三号
- 電 話:03-3431-0327
- FAX:03-3431-0341
- アクセス(公式ホームページ)
毎年、1月4日の1日限定だそうです。(2018年の情報です)
まとめ
私たちは、自分が生きてきた時代の「常識という鎖」に縛られ、新しいものを受けいれづらくなります。
そして、新しいものを「非常識」だとし、排除しようとします。
でも、それは危険な思考です。
人工知能を含めた、様々なテクノロジーが高速で進化していく世の中で、古い時代の常識になんの価値もありません。
日々の生活の中で、様々な情報にアンテナを張り、新しいこと(変化)を柔軟に受入れ、常識を再構築し続けることが大切です。
そして、変化を柔軟に捉えるコツとして、
「物事を今という一瞬で見ないで、過去から未来への流れで考えること」
だと思います。
特に、子育てについては重要なことです。
自分が生きてきた時代の常識だけで物事を考え、その思考で、次世代を生きる子ども達を縛ってしまうことは、害以外の何ものでもありませんので。
「電子マネーでのお賽銭」という小さな議論ですが、思考の柔軟性を測る1つの要素になります。(ちょっと大げさですが・・・)
ぜひ、お試しください。
最後に、「常識という鎖」を粉々に砕いてくれる、超オススメの3冊をご紹介します。
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当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。
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