日本の少子化問題を語る上で、切り離すことのできない議題は、生涯未婚率の上昇だと思います。
なぜなら、婚外子の割合が、約2.0%の日本(フランスは、50%を超えています)において、未婚率の上昇は、直接的に「完全特殊出生率」の上昇に繋がると考えられるからです。
「結婚する・しない」という選択は個人の自由であり、「結婚しないと・・・」という呪縛により、好きでもない(興味のない)人と一緒に暮らすのは、苦痛以外のなにものでもないはずです。
また、「交際(恋愛)したくない」という人が増えているのも事実ですが、「交際(恋愛)したいのに恋愛のしかたがわからない」という人が増えているのも事実のようです。
先日、「国立社会保障・人口問題研究所」の2015年「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」と、厚生労働省の「平成25年版 厚生労働白書-若者の意識を探る-」という資料を見ていて、それを痛感しました。
この記事では、若者(未婚者)の異性に対する意識について、上記資料を参考しながら、「理想の自分を手に入れる方法」を考えてみました。
今回も、偏らせていただきます。
性経験のない未婚者の割合(単位:%)
「国立社会保障・人口問題研究所」の2015年「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」を参考に作成させていただきました。
詳細は、こちら(国立社会保障・人口問題研究所)をご覧ください。
2015年
年 齢 | 男 | 女 |
18~19歳 | 72.8 | 74.5 |
20~24歳 | 47.0 | 46.5 |
25~29歳 | 31.7 | 32.6 |
30~34歳 | 25.6 | 31.3 |
資料によると、30~34歳の未婚者のうち、男性で約1/4、女性で約1/3の人が性経験がないということです。
2005年(一番低いとき)
年 齢 | 男 | 女 |
18~19歳 | 60.7 | 62.5 |
20~24歳 | 33.6 | 36.3 |
25~29歳 | 23.2 | 25.1 |
30~34歳 | 24.3 | 26.7 |
10年前と比べ、割合が上がっております。
これは、「異性への興味が薄れている」もしくは、「興味はあるが・・・」の人が増えていることを示唆しています。
交際相手を持たない20代・30代男女への調査結果
まず、この調査結果をご覧ください。
「平成25年版厚生労働白書-若者の意識を探る-」より参考・引用させていただきます。
恋人を欲しいと思わない理由
この結果を少し分類して、みてみます。
自分の時間型
「自分の趣味に力を入れたい」
「仕事や勉強に力を入れたい」
これは、恋人いるということは、自分の趣味や、仕事(勉強)にとって、マイナスであると考えているということですね。
恋愛との両立はできないと考えており、恋愛をするということは何かを犠牲にしなければならない(トレードオフ)という認識をしているいうことでしょうか。
その割には、結婚相手に求める条件で、「共通の趣味」をあげる人が多いのは、どういうことでしょうか!?
私は、恋人とともに趣味を楽しんだり、好きな人(恋人)がいるということで、仕事や勉強のやる気が出るような気がするのですが・・・
恋愛が面倒
「恋愛なんか、めんどくせーよ!!」言えるほど、恋愛経験をしてきているということでしょうか?(私も言ってみたいです・・・)
それとも、あまりにも辛い恋愛経験があるのか・・・
または、恋愛経験もないのに、「恋愛 = 面倒」という外部からの情報に乗っかっているだけか?
異性に興味がない
プライベートにおいて、興味のないものに時間を使うのは、人生において無駄だと思いますので、「興味がないから恋人はいらない」というは、素晴らしい意見な気がします。
ただ、それが本心なら・・・
異性と交際するのがこわい
男性で、約15%、女性で、約20%の方が、そう感じています。
ここが、この記事の本題です。(前置きが長すぎました・・・)
そして、次の質問に、その理由について記載されています。
異性と交際する上での不安
男女ともに、抱えている不安はほぼ同じです。
特に、1位の「異性に対して魅力がないのではないか」は、男女ともに、50%近い数値になっております。
2~5位については、「~がわからない」がずらっと並んでいます。
「オールマイティー的な恋愛マニュアル」があれば、一気に解決しそうですが、残念ながら誰にでも使える恋愛マニュアルは、存在しません。
恋愛セミナーなどを駆使し、傷つきながら、経験を積むしかないですね。(笑)
そこで、この調査結果の中で、男女ともに1位である「異性に対して魅力がないのではないか」をフォーカスして考えてみます。
なぜって、この意識が恋愛をする上で、一番の問題点だと思うからです。
だって、これって「自分は人より劣っている」と思っており、いわゆる、コンプレックス(劣等感)を感じている状態です。
これを改善しないと、異性に対して思いっきり行動を起こすことはできません。
理想の自分を手に入れる方法
コンプレックス(劣等感)とは
誰だって、何かしらの「コンプレックス(劣等感)」は感じているものだと思います。
「俺、すべて完璧だから!!」っていう、強烈なナルシストの人っていますかね?(笑)
でも、よく考えてみると、コンプレックスって悪いものでしょうか?
問題なのは、コンプレックスの使い方な気がします。
コンプレックスとは、理想の自分(なりたい自分)と、現実の自分とのギャップによるものです。
つまり、「コンプレックスを持っている」とは、「自分に不足感を感じ、何が足りないかを理解している」状態だと思います。
そうなんです、既に「自分磨きのスタート地点」にいるということです。
やるべきことの「リスト化」
理想の自分と現実の自分のギャップを、リストにして、できるところから、少しずつ理想値へ近づけるように改善を重ねてみてはいかがでしょうか?
理想の自分像が描きづらければ、「この人、かっこいい(かわいい)!」と思う人を真似てみてもいい気がします。
相手の良い所をみて、自分に取り入れていくことで、自然と理想の自分に近づくのではないでしょうか。
私は、「マッスルボディ」に憧れているため、プロテインの購入を本気で考えております!(笑)
目指すは、GACKTさんです!!
まとめ
劣等感については、「アドラー心理学」で大ブームとなった、「嫌われる勇気」で、こんなことが書かれておりました。
劣等感自体は、悪い物ではない。
自らの劣等感をある種の言い訳に使いはじめた状態を「劣等コンプレックス」と呼ぶ。
出典:嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(著者:岸見一郎・古賀史健)
つまり、「わたしは学歴が低いから、成功できない」というように劣等感を言い訳に用いて、なんの行動も起こさないことが良くないということです。
自分の目標(理想)に向かって、毎日少しずつ努力した人と、何もしないで言い訳ばかりしている人とでは、1年、3年、5年、10年と経過したとき、「人間力」に大きな差が生まれます。
理想の自分(なりたい自分)になるため、日々、「学びと成長」を意識していきたいものですね。
最後に、COMPLEXの塊である、私から、恋をがんばるあなたへ
「恋をとめないでーーーーーーーーー♪」
「恋をしようよーーーーーーーーーー♪」
当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。
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