基礎年金・厚生年金に係る保険料および受給額の試算【何歳まで生きると得なのか?】

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年金、高齢者

私は、先月より「個人型確定拠出年金(iDeCo)」を始めているのですが、この確定拠出年金を始めるにあたり、自分のこれからの人生(老後など)について色々と考えてみました。

「私は何歳まで生きるのか?また、何歳まで生きたいのか?」

「私は何歳まで働けるのか?また、何歳まで働きたいのか?」

「年金はいくら貰えるのか?年金だけで生活ができるのか?」など・・・

「自分の人生、国任せではいけない!」など言われておりますが、結局どのくらいの収入を確保しておけば老後の生活について安心なのでしょうか?

そんなことを考えながら、自分の人生設計を行う上で、とても重要な要素である「公的年金(基礎年金・厚生年金)」について、「支払った保険料を、受給するのにどれだけ長生きすれば良いか?」を、ざっくり試算してみました。

元々、年金保険料を支払わないという選択肢はありませんが、「何歳まで生きれば得だ」と思うと「生きてやる!!」という、モチベーションアップに一役買うかもしれませんし。

なお、平成28年時点での保険料率等から試算しております。

年金保険料(支払う分)

まずは、生涯でどのくらいの保険料を支払うのかをみていきます。

基礎年金(国民年金)加入のみの場合

保険料

月間:   16,260円

年間:   195,120円

生涯:7,804,800円(加入年数 40年)

計算方法

195,120円/年 × 加入年数(最大40年) = 生涯保険料(7,804,800円)

厚生年金加入の場合

条件

  • 保険料率:18.3%  ※平成29年9月より固定
  • 生涯平均年収額:400万円  ※仮に想定
  • 加入年数:43年(23~65歳)

保険料

生涯 15,738,000円

計算方法

(生涯)平均標準報酬額 × 12ヵ月 = (生涯)平均年収額

(生涯)平均年収額 × 18.3% = 年間厚生年金保険料

年間厚生年金保険料 × 加入年数 = 生涯厚生年金保険料

【計算例】

400万円 × 18.3% × 43年(23~65歳) = 31,476,000円

労使折半のため、個人負担 15,738,000円(生涯保険料)

※平均標準報酬額の説明はこちらをご覧ください。

年金受給額(受け取る分)

次に、年金の受取金額を計算していきます。

基礎年金(国民年金)

受給額

年間 780,000円

計算方法

1,625円 × 加入月数(480年) = 年間受給額(780,000円)

厚生年金

受給額

年間 942,732円

計算方法

生涯平均年収額 × 加入年数 × 0.5481% = 年間受給額

【計算例】

400万円 × 43年(23~65歳) × 0.5481% = 年間受給額(942,732円)

合算

基礎年金780,000円 + 厚生年金 942,732円 = 年間受給額 1,722,732円

配偶者(国民年金第3号被保険者)の年金受給額

配偶者(妻)が、扶養になっている場合、その扶養期間については、年金を支払ったものとして計算されますので、夫同様に、年間780,000円の年金を受給できます。(実際には支払いはありませんが)

年金の繰り下げ受給は得なのか?(70歳から受給へ)

年金は、希望により、繰り下げて受給することができます。

ちなみに、基礎年金・厚生年金ともに、受給年齢を70歳まで繰り下げると、年間受給額が約4割増額されます。

ということで、70歳まで受給年齢を繰り下げた場合、受給額がいくらになるのか、試算してみます。

受給額

基礎年金

780,000円 × 1.42倍 = 1,107,600円/年

厚生年金

942,732円 × 1.42倍 = 1,338,679円/年

合計  2,446,279円/年

比較(受給年齢を繰り下げるべきか?)

繰り下げしない場合で、65歳から70歳まで年金をもらった場合

1,722,732円 × 5年間 = 8,613,660円

繰り下げした場合は、年間723,547円の増額となり、5年間もらっていた場合と比較すると、12年で元が取れる計算になる。

つまり、70歳から受給し、83歳からお得になる計算です。

平均余命(平成27年度データ)

ちなみに、平均余命のデータを見てみますと、65歳の男女では、

男 19.4歳(84歳)
女 24.3歳(89歳)

となっており、平均値で見れば、繰り下げ受給した方が、お得な気がします。

まとめ

65歳から年金を受取った場合、

国民年金のみの加入であれば、支払額7,804,800円に対し、年間受給額780,000円のため、約10年間で元が取れる計算となります。

厚生年金の加入者の場合、支払個人負担額15,738,000円に対し、受給額1,722,732円/年のため、約9年間で元が取れる計算となります。

なお、配偶者が、第3号被保険者の場合は、年間780,000円が多く受給されますので、年間受給額が、2,502,732円/年となり、約7年弱で元が取れる計算となります。

よって、平均寿命から考えれば、年金保険料を払った分以上の年金を受取ることができることになります。

また、長生きする自信があるなら、繰り下げ受給を検討してもいいと思います。

「どうせ、年金なんか払ったって、もらえない」と悲観せず、年金保険料を払っておきましょう。

最低でも、10年間の支払い期間がないと、年金を受給することはできませんから。

おわりに

私は、少なくとも「90歳までは生きて、50年後の日本が、どんな国になっているか見てみたい!!」と思ってます。

ですので、現在の年金制度においてですが「90歳まで生きて、メリット存分に受けられる!」と信じ、前向きに保険料を支払います。(笑)

まー、もともと、年金保険料を支払わないという選択肢は、法律上ありませんが・・・

ただ、何歳まで生きれるかは、誰にも分かりませんし、今後の制度改正によって、年金制度がどうなるか分かりません。

「いつ死んじゃうか、分からないから遊んでおかないと!」と言う方がいますが、逆に「長く生きちゃったら、どうするの?」というリスクを考えておくことも必要なのかな!?と思います。

生命保険は、「もしも死んでしまった時に備えるもの」ですが、年金保険は「もしも長生きしちゃった時に備えるもの」だと思います。

個人型確定拠出年金も、「長く生きちゃった場合」への対応手段(保険)の1つですね。

年金の受給年齢も、いずれは、現在の65歳から70歳に引き上げになるでしょうし、企業に義務化されている、雇用継続制度も70歳まで延長になると思います。

定年という考え方をやめて、何歳までも働き続けることを前提に、人生を設計したほうが良いのかな!?と考えさせられます・・・

そんなに働けるかな・・・(笑)

当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。

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