我が家は貧困世帯か!?日本における貧困とは?

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お金、家庭、貧困

先日、情報番組を妻と見てたら、厚生労働省より「平成28年 国民生活基礎調査」が発表され、その中の日本の貧困率について触れられていました。

そんなとき、思いがけず、妻から「うちは、貧困家庭なのかな?」と聞かれ、「ドキ!?」としました。

「そういえば、貧困線の計算ってしたことなかったな・・・確かに裕福な生活はさせてあげられてないけど・・・(笑)」と思い、日本の貧困についてまとめてみました。

貧困の定義(概念)

貧困には、絶対的貧困と、相対的貧困があります。

絶対的貧困

  • 食事もとれず、栄養失調で、人として最低限の生活をすることが難しい状態
  • 主に、発展途上国にみられます。

相対的貧困

  • 一定基準(貧困線)を下回る等価可処分所得しか得ていない者
  • 日本で言われる「貧困」とは、相対的貧困のことです。

相対的貧困の割合を表したのが、「相対的貧困率」となります。

つまり、相対的貧困率が高いということは、所得格差が広がっているということです。

言葉の意味

一応、言葉の意味を説明しておきます。

貧困線

等価可処分所得の中央値の半分の額を言います。

等価可処分所得

世帯の可処分所得(収入から税金・社会保険料等を除いたいわゆる手取り収入)を世帯人数の平方根で割って調整した所得です。

ちなみに、平方根で割るのは、生活水準を考えた場合に、世帯人数が少ない方が生活コストが割高になることを考慮しているためです。

詳細は、こちら(Q&A よくあるご質問(貧困率)厚生労働省)をご覧ください。 

世帯人数の平方根(√)

平方根が分かりづらいので、一覧にしてみました。

世帯人数別 平方根

世帯人数 平方根
1人
2人 1.414
3人 1.732
4人
5人 2.236
6人 2.449

相対的貧困率の推移

ざっくり一覧にしてみました。

  貧困率 中央値 貧困線
昭和60年 12.0% 216万円 108万円
平成 3年 13.5% 270万円 135万円
平成 9年 14.6% 297万円 149万円
平成21年 16.0% 250万円 125万円
平成24年 16.1% 244万円 122万円
平成27年 15.6% 244万円 122万円

※詳細は、こちら(平成28年 国民生活基礎調査の概況 厚生労働省)をご覧ください。

つまり、平成28年の調査においては、「等価可処分所得 122万円未満」の世帯が貧困ということになります。

1年間、122万円で生活すると想像した場合、どう感じますか?

私は、家賃、食費などを考えると、ちょっと厳しいかも・・・という印象を持ちますが。

世帯人数に合わせた貧困線の試算

実際に計算してみます。

計算式

122万円(貧困線) × 世帯人数の平方根 = 世帯の可処分所得における貧困線

※4人家族であれば、等価可処分所得が、244万円未満は、貧困世帯ということになります。

最低賃金から考える貧困線

私が住んでいる埼玉県の最低賃金は、時給871円(平成29年10月現在)となってます。

もし、最低賃金で働いたと仮定すると、

122万円 ÷ 12ヵ月 = 約101,600円/月間収入 
※控除額なしと仮定します

101,600円 ÷ 871円 = 117時間の労働/月間

117時間 ÷ 4週間 = 週29時間

となります。

つまり、最低賃金で働くと、週29時間働いても「貧困者」ということになります。

まとめ

ここで貧困世帯についてまとめておきます。

  • 年間手取り額122万円以下は貧困者
  • 世帯の貧困線は、世帯人数の平方根を乗じる
  • 最低賃金(埼玉県)で働くと、週29時間未満の労働時間は貧困者に該当

日本の全世帯(4994万5000世帯)の内、貧困率が15.6%(貧困率)となっているため、約800万世帯が貧困世帯ということになります。

多いのか少ないのかイメージが沸きませんが、日本の相対的貧困率は、他の国と比べて高いそうです。

また、貧困というとイメージが悪いですが、相対的貧困率が上がっても、等価可処分所得の底上げされれば、相対的貧困率の中央値と貧困線が高い水準となります。

そうなれば、子どもの貧困問題で、給食費が払えないなどのニュースを見かけることも減るのかな!?って思ったりします。

最近、色々なところで、日本の生産性の低さが問題視されておりますが、やはり、生産性向上がカギになるんでしょうか。

あ~、貧困線が、500万円ぐらいにならないかな・・・(笑)

当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。

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