先日、藤原和博さんの著書「必ず食える1%の人になる方法」を読ませていただきました。
この本は、お笑い芸人の「キングコング 西野さん」も絶賛した、話題の書籍です。
この書籍では、
これからの時代、「100に1人(1%)」のレアな人にならないと、食べていくことは難しくなる
と指摘しています。
そして、1%の人になるための7つの条件が示してあり、その条件をクリアすることで1%の人になれるという内容になっています。
その中に、「本を月1冊以上読むか、読まないか」が条件の1つとして示してあり、読書の重要性を示唆しています。(読書をする人が偉いとは思いませんが、少なくとも、読まないよりは、読んだほうがいいと結論づけても良さそうですよね)
そこで今回、条件を読書と限定した場合に、月何冊読めば、「1%のレアな人」に該当するかを、文化庁の平成25年度「国語に関する世論調査」と株式会社メルリンクスさんの「読書に関するアンケート調査」を参考に考えてみました。
まずは、リスクもなく、お手軽な読書だけで、1%のレアな人を目指してみませんか?(笑)
国語に関する世論調査「読書について」
まず、調査結果を見てみます。
調査対象
- 全国 16歳以上の男女
- 有効回答数 2,028人
1ヶ月に読んでいる本は何冊か?
- 読んでいない 47.5%
- 1~2冊 34.5%
- 3~4冊 10.9%
- 5~6冊 3.4%
- 7冊以上 3.6%
読書に関するアンケート調査(株式会社メルリンクス)
調査対象
- 全国に住む 20歳以上の男女(学生を除く)
- 有効回答数 1,024人
どんなジャンルの本に興味がありますか?(雑誌や漫画を除く)
- 4人に3人は、「小説」に興味があると回答
⇒ 約75%は小説を選択
つまり、小説以外(ビジネス書・教養書など)を読んでいる時点で、全体の約25%に入るということです。
1年間に何冊本を読んでいますか?(雑誌や漫画を除く)
- 12冊未満(50.2%) ⇒ 月1冊未満
- 12冊以上(23.8%) ⇒ 月1冊以上
- 30冊以上(15.7%) ⇒ 月2.5冊以上
- 60冊以上(5.5%) ⇒ 月5冊以上
- 100冊以上(4.2%) ⇒ 月9冊以上
- 200冊以上(0.6%) ⇒ 月17冊以上
結果
双方の調査結果を見てみると、実施時期や調査対象の違いから、多少の違いはありますが、ほぼ近い数値が出ています。
そして、この調査結果をもとに、小説以外(ビジネス書・教養書など)に読書のジャンルを限定した場合の「1%のレアな人」になるための読書量を出してみます。
なお、なぜ、小説以外に限定したかと言うと、「小説は物語を楽しむもの」、「ビジネス書等は他人の経験から学ぶためのもの」と私は考えているからです。
また、「小説以外(ビジネス書・教養書など)を読んでいる人が少ない!」というのも、他者との差別化をするために大きな意味があると思います。
それでは、結果です。
学生を含んだ文化庁の調査では、1ヶ月に7冊以上の読書で約1%のレアな人になります。
社会人のみを対象とした、メルリンクスさんの調査では、1ヶ月に9冊以上の読書で約1%となります。
まとめ
上記の結果から、週2冊程度の読書(ビジネス書など)を習慣化することで、1%のレアな人になれると考えて良さそうです。
著者の藤原和博さんは、30代から読書を始めたそうです。
はじめは、週2冊ペースで、年間100冊を目標にし、現在までの20年以上、毎年150冊の読書を続けているそうです。
何にせよ、始めるのに遅すぎるということはありません。
自分の教養のベースをつくるためにも、読書を習慣化していきたいものですね。
ちなみに、「小説より、ビジネス書を読んだほうがいい」と言うつもりは全くありませんので、そのあたりはご理解ください。
私も、小説大好きですし。
あくまで、「1%のレアな人」を試算するために、「小説以外(ビジネス書・教養書など)を読んでいる人が少ない!」というデータを利用させていただいたまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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