最初に、言っておきますが、私は、「キングコング西野亮廣さん」のファンでもなければ、アンチでもありません。
そして、私は、読書が好きで、年間150冊ほど本を読みます。
「革命のファンファーレ」は、その150冊の中の1冊として、たまたま購入したものです。
西野さんのファンの人は、当然、購入して読んでいるでしょうし、「誰もが、すごくいい!!」って言うでしょう。
アンチの人は、読まないか、たとえ、読んだとしても、西野さんのメッセージは、心には届かないでしょう。(それか批判かな?)
ちなみに、アンチについては、本人が著書の中で、言っていましたので、あえて触れてみました。(笑)
キングコング西野ときたら、不倫も覚醒剤も、吉本芸人のお家芸である「当て逃げ」も「飲酒運転」も「意識朦朧(もうろう)運転」もしてないのに、世間的な人気は地に堕ちている。
出典:革命のファンファーレ(著者:西野亮廣、出版社:幻冬舎)
私は、「どっちでもない人」なので、ぶっちゃけ、著者は、誰でもいいんです。
高校生だろうが、総理大臣だろうが、フリーターの兄ちゃんだろうが・・・
その本の内容が、おもしろいかどうかが、すべてです!!
もっと言えば、「私の視野を広げてくれるかどうか」が、おもしろい本かどうかの判断基準です。
有名な人が書いた本でも、全くおもしろくないものもありますし、難し過ぎて理解できないのもあります。(私の知識不足も大いにありますが・・)
つまり、何を言いたいかというと、バイアス(先入観)を全くなしにして、
「革命のファンファーレ」は、破壊的におもしろいです!!
視野を広げるという意味で、何冊も自己啓発的な本を読むなら、この本を1冊読んだほうが、圧倒的に効果的です。
ちなみに、こんな人にオススメです。
成長したい人、何かを起こしたいと考えている人、「このままで良いのか?」と悩んでいる人、仕事にやりがいを感じられない人、そして暇だったり、忙しかったりする人にオススメ!!(笑)
って、ほとんどか・・・
そして、「おもしろい視点で、色々な事柄を考えている、ビジネスマンがいるな」って感じで、まず、共感しながら読んでみることをオススメします。
もしかすると、あなたの世界が変わるかもしれません。
それでは、「視野を広げてくれるポイント」をいくつか、私の偏った主観でご紹介します。
キミの才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。
まず、「革命のファンファーレ」の全編にわたり、この考え方がとても重要です。
「お金」とは信用を数値化したものだ。
出典:革命のファンファーレ(著者:西野亮廣、出版社:幻冬舎)
この世の中のすべてのサービスに共通することですが、信用がなければ、取引は成立しません。
信用のない人に、銀行はお金を貸してはくれません。
信用のない人から、物を買ったり、サービスを受けたりもしません。
信用とは、サービス提供する上で、土台となる重要な要素です。
つまり、信用のない人には、お金が集まらないということです。
とすれば、現代において、まず、手に入れなければならないのは、「お金」ではなく、「信用」だと言えます。
そして、「クラウドファンディング」とは、信用をお金化するための装置であると、西野さんは述べています。
意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。
人が嘘をつく理由は、嘘をつかざるをえない環境にいるからだ。
出典:革命のファンファーレ(著者:西野亮廣、出版社:幻冬舎)
これはとてもおもしろい視点であり、言われてみると激しく共感します。
会社員なら、誰も経験があるはず。
誰もが、間違っているとわかっているのに、経営者や上司の決定に、反対の意見が言えない(言ってはいけない)環境だったり。
自分の意見を言うと、「空気読めよ!!」って言われたり・・・
誰だって、嘘なんかつきたくないはずです。
嘘をつかずに生きていくために、まず、変えなければならないのは、誰もが自由に意見できる環境だと気づかされます。
無料公開を批判する人間に未来はない。
恐らく、誰もが、物を買ったり、サービス提供を受けるには、お金を払うのがあたりまえだと思っているはず。
西野さんは、「無料公開は、マネタイズのタイミングを後ろにズラしているだけ」と言う。
その考え方は、「LINE」や「メルカリ」と同様だと感じました。
無料でサービス提供することで、そのサービスを使ってくれる人が増えます。
サービス利用者が増えれば増えるほど、そのサービスの価値が増します。
マネタイズするのは、それからでも十分間に合う。
事実、「LINE」や「メルカリ」は、急成長した。
もはや、インフラと言っても過言ではない。(言いすぎかな!?)
無料公開は、その業界の活性化だけでなく、市場構造を変えてしまうほどの破壊力があります。
「体験×おみやげ」で作品を売る
「おみやげ」は必ず「体験」の出口にある。
商品は、体験に紐付ければ確実に売れる。
出典:革命のファンファーレ(著者:西野亮廣、出版社:幻冬舎)
これもあたりまえに経験しているが、気づかずにいたことだと思います。
コンサートのグッズ(Tシャツなど)や、ディズニーリゾートのおみやげをイメージすると、わかりやすいかもしれません。
我が妻は、超ディズニー大好きっ子で、年に何度も足を運びますが、その度に、大量のおみやげを購入しています。
完全に、踊らされてますね。(笑)
ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。
大切なのはニュースを出すことではなくて、ニュースになることだ。
出典:革命のファンファーレ(著者:西野亮廣、出版社:幻冬舎)
1日の時間(24時間)は、誰にでも平等であり、増やすことはできない。
ニュースになるということは、他人が勝手に広告宣伝してくれているということ。
つまり、自分の時間を使わず、他人の時間を使えているということ。
生産性やマネジメントという観点からも、かなり合理的かつ、効果的な方法であり、「人に任せて、人に動いてもらう」ことの進化版だと感じました。
会社という組織においては、「人に任せないなら、会社である意味がない」と言われますが、他人の時間を使うという発想にやられました。(笑)
まとめ
ここで、「視野を広げてくれるポイント」をまとめておきます。
- キミの才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。
- 意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。
- 無料公開を批判する人間に未来はない。
- 「体験×おみやげ」で作品を売る
- ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。
まだまだ、こんなもんじゃないんですが、あとは、書籍にてお読みください。(笑)
そして、書籍全体を通して、私が感じた、「西野亮廣」さんという人の印象です。
- 価値を再定義し続けている
- 私たちが気づいてない価値を常に探している
- すべての事柄について、自分の頭で圧倒的に考えている
- 人を徹底的に学んでいる
大きなお世話だと思いますが、注意点として、「革命のファンファーレ」に書いてあることをそのまま真似すれば誰でも成功できると思わないほうがいいです。
「誰にでも通用する成功の方程式」があれば、誰だって成功していますし、まず、圧倒的な「信用」を集めることがすごく大変だと思いますので。
おわりに
最後に、「革命のファンファーレ」で出会った、「2017年私の流行語大賞」を発表します。
「アホをこじらせて、来夏まで寝込めばいい。」
この言葉に出会えただけでも、1,389円の価値があるなって思いました。(笑)
アホって、こじらせるんですね!?
最高です!!
当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。
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