先日、人材紹介会社で働いている知人から、興味深い話を伺いました。
その人材紹介(エージェントサービス)会社では、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用し、
人材紹介会社側から、「潜在的な転職希望者」へ積極的にアプローチしている
というのです。
人材紹介会社は、紹介できる人材がいなければ、求人を出している企業へ紹介できません。
そうなれば、当然、売上が上がりませんから、企業の業績は厳しくなります。
以前の記事でも何度か書かせていただいておりますが、有効求人倍率が高水準となっており、人手不足が深刻な時代です。
求職者の確保も、かなり大変なんだな・・・と感じました。
また、「労働力人口」の減少も懸念されているなか、企業側(求人側)の人材確保も大きな課題となります。
今回、SNSの普及(利用)状況から、これからの人材採用を含めた、労働市場について考えてみました。
本日も、偏ってまいります。(笑)
インターネットの利用状況
まず、総務省の「平成28年通信利用動向調査結果」を参考に、インターネットの利用状況についてみていきます。
インターネット利用率
- 個人(全世代)の割合 83.5%
- 年齢階層別
13~59歳 97.0%
60~69歳 75.7%
70~79歳 53.6%
日本の総人口
平成29年3月1日現在 1億2675万5千人
つまり、日本だけでも、1億人以上がインターネットを利用していることになります。
13~59歳の世代については、
97%のインターネット利用率となっていることを考えると、
10年後、20年後には、限りなく100%に近い利用率となると考えられます。
SNS利用状況
次に、株式会社ICT総研さんの「2016年度 SNS利用動向に関する調査」を参考に、SNSに限定して、利用状況をみていきます。
日本のSNS利用者数
2016年度末 6,872万人
2018年度末 7,486万人(予想値)
主なSNS利用率(ネットユーザーに占める)
- LINE 72.1%
- Twitter 40.8%
- Facebook 36.1%
- Instagram 22.1%
SNSで100人以上とつながっている比率
- LINE 29%
- Twitter 41%
- Facebook 28%
- Instagram 28%
これからの労働市場は?
この結果をみると、SNSの影響力は凄まじいものがありますね。
どんどん利用者も増加し、つながりも強く(多く)なっています。
ちょっとした口コミで、企業のイメージが変わってしまうこともありそうです。
これだけ強いネットワークは、「人材確保を課題」とする企業では、積極的に活用したほうがいい気がしますね。
特に、若者世代の獲得に効果を発揮するのでは!?
企業側は、日々の投稿やつぶやきから、その人の人柄や価値観を探ることもできそうです。
面接だけでは、わからない部分が、SNSには溢れているでしょうから。
そして、もう始まっているのかもしれませんが、
これからの労働市場は、企業側から直接、潜在求人者(個人)へアプローチし、企業の信頼と信用をベースにして、人を獲得していく時代かもしれませんね。
必要なのは、「誠実さ」でしょうか・・・
逆に、労働者側からすれば、自分(個人)の価値を、積極的に情報発信していくことで、企業側からのオファーが増えるかもしれません。
(一握りの人たちかもしれませんが・・・)
まとめ
過去50年を見てみても、想像もできなかった時代の変化(発展)がありました。
つまり、これからの50年も、今の私たちでは、想像もできないことが起きる可能性は大いにあると思います。
労働市場においても、「どんな人材が必要とされ」、「どんな仕事がなくなるのか」、様々な議論はありますが、全くわかりません。
ただ、言えることは、「日々学び、成長し続ける意識が大切」ということでしょうか。
どんな時代においても、変化を柔軟に受け入れられるよう、せめて、新しい技術を、敬遠することなく、積極的に活用する姿勢でいたいものですね。
おわりに
この記事とは直接関係ありませんが、このブログの「ツイッター」をはじめさせていただきました。
「遅ればせながら」と言いたいところですが、そのレベルをもはや超えてますね。(笑)
スノーボードと読書をメインに、日々の疑問や、気づきを、ゆるく発信できたらいいなと思っています。
私にとっては、かなりのチャレンジです。(笑)
「ツイッター」初挑戦ですので、わからないことばかりです・・・
手探りで楽しんでいきます。
当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。
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