突然ですが、「ありがとう」って、どんなときに使いますか?
そして、「ありがとう」の本当の意味を知っていますか?
「ありがとう」という言葉は、一般的に、感謝を伝える言葉です。
ですので、人から親切にしてもらったり、何かを助けてもらったり、プレゼントをもらったりと、誰かから何かをしてもらったときに使うことが多いと思います。
ただ、同じことをしてもらっても、してくれた人によって、「ありがとう」が出たり出なかったりしませんか?
例えば、
付き合い始めたばかりの彼女が、食事(手料理)を作ってくれたら
「ちょーーーーーーありがとうーーーーー!!!」
ってなり、テンション上がりまくりですよね。
でも、結婚して20年以上の妻が、食事(手料理)を作ってくれても、
「毎日のことだし、普通だよね・・・」
って感じで、テンションが上がることはないと思います。
つまり、何が言いたいかというと、「ありがとう」が出るか出ないかは、「自分の期待値を超えているかどうか」に左右されてしまうということです。
よって、普段の「ありがとう」の使い方を定義すると、
「自分の期待値を超え、人から何かをしてもらったりしたときに使う言葉」
だと言えます。
でも、この「ありがとうの定義」は、少し表現に誤りがあります。
なぜなら、相手がしてくれたことが、自分の期待値を超えていなければ、「ありがとう」ではないということになってしまうからです。
つまり、どういうことかと言うと、
「プレゼントを貰ったが、欲しいものとは違ったので、「ありがとう」ではない!!」
って、なっちゃうってことです。
もっと、わかりやすく言うと、「欲しいプレゼントじゃない = 期待値を超えていない」ってことです。
これ、ダメダメじゃないですか!?(笑)
でも、普段の「ありがとう」の使い方は、このように使われているってことです。
最初の例え話を、思い出してください。
でも、結婚して20年以上の妻が、食事(手料理)を作ってくれても、
「毎日のことだし、普通だよね・・・」
って感じで、テンションが上がることはないと思います。
これって、期待値を超えていないから「ありがとう」が出ないんですよね。
つまり、ダメダメってことです。
そんなことで、今回は「ありがとう」の定義を見直しつつ、今まで見えなかった幸せに、気づくための「ありがとう」の考え方を、ご紹介します。
「ありがとう」の本当の意味とは
私は、「シンプルだけど重要なリーダーの仕事」という本に出会い「ありがとう」の本当の意味に気づかせてもらいました。
で、私が衝撃を受けた、「ありがとうの本当の意味」とは、これです!!
「ありがとう」は、「有難う」と書きます。
有ることが難しいから、「ありがとう」というのです。
「有難う」の反対は、「あたりまえ」です。
「あたりまえ」と思うと、感謝の気持ちは生まれません。
出典:シンプルだけど重要なリーダーの仕事(著者:守屋智敬 出版:かんき出版)
この本は、組織(会社)で働くリーダーにとって、
「何が重要なのか?」
「どうすればいいのか?」
というリーダーの本質やノウハウが書かれたものですが、この本に書かれている様々な言葉やノウハウは、組織という枠を超えて、人との繋がり(関わり)すべてにおいて、役に立つものばかりです。
そして、今回紹介した「ありがとうの本当の意味」については、その中の1つの言葉です。
これって、結構、衝撃的な言葉じゃないですか!?(笑)
「あたりまえ」と思うと「ありがとう」は生まれない
「ありがとう」を再定義する
「ありがとうの本当の意味(ありがとうの反対は、あたりまえ)」を理解したところで、「ありがとう」を再定義してみます。
「ありがとう」の本当の意味から、「ありがとう」を再定義すると、
「ありがとう」=「あたりまえでないこと」
と定義できると思います。
つまり、「あたりまえでないこと」すべてに「感謝」するべきということなんです。
「あたりまえ」と思いがちなこと
一般編
夫婦間および友人間のやり取りから、考えてみました。
- 食事を作ってくれる
- 掃除や洗濯をしてくれる
- 子育てを頑張ってくれる
- 会話を楽しんでくれる
- 一緒に遊んでくれる
仕事編
「仕事において・・・」という視点で、考えてみました。
- 部下が報告や相談してくれる
- 部下が仕事を手伝ってくれる
- あなたの意見を聞いてくれる
- あなたに意見を言ってくれる
- 一緒に仕事をしてくれる
これらのことは、普段の生活の中で、「ありがとう」を伝えることを忘れがちです。
感謝の気持ちは、「ありがとう」と言葉にしないと伝わりません。
どんな小さなことでも、「ありがとう」と口に出すことが大切だな~って思います。
ただ、まず、感謝しなければならないのは、「あなたと同じ時間を共有してくれること」に対し、「ありがとう」と思うこと!だと思います。
人間の本質的な欲求「承認欲求」
次に、人の持つ本質的な欲求から、「ありがとう」のもたらす効果を見ていきます。
心理学者アブラハム・マズローの「欲求段階説」において、人間には「承認」という、とても強い欲求があることが示されています。
そして、この承認欲求の中に、「感謝して欲しい」という欲求も含んでいます。
つまり、人の本質的な欲求が、「ありがとう」を求めているのです。
そして、「人は、自分のことを認めてくれる相手を認めようとする、心の作用」があります。
そうです、あなたから、「ありがとう」を伝えることで、相手からも「ありがとう」が返ってくるということです。
この作用を、心理学では「返報性の法則」といい、非常に強い心理が働きます。
新約聖書の「与えよ、さらば与えられん」という有名な言葉からも頷けますよね。
六次の隔たり
続いて、「ありがとう」の輪を広げるための、ある考え方をご紹介します。
六次の隔たりとは、「人は、6人の知り合いを介すと、世界中の人と繋がることができる」という仮説です。
Wikipediaより、引用いたします。
六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)とは、全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、友達の友達…を介して世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説。
多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一例とされる。
SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。
出典:Wikipedia「六次の隔たり」
つまり、私たち一人ひとりが、「ありがとう」を意識し、発信し続けることで、「ありがとう」は、世界中の人たちに広がります。
これって、世界平和の第一歩ではないでしょうか!?
ちょっと、話が大きくなりすぎましたが・・・(笑)
まとめ
「有難い」と思い、感謝を伝えることは、あなたの周りの人たちを大切することです。
大切にされた人は、「承認欲求」が満たされ、「返報性の法則」により、あなたのことを大切に思ってくれます。
このサイクルが、幸福度を増やしていくためにとても重要です。
「ありがとう」と言われて、不愉快な人はいません。
まずは、「ありがとう」をあなたから与え続けましょう!!
おわりに
感謝(ありがとう)について、私がすっごく気に入っている言葉をご紹介します。
ラクに生きてる人って、感謝が多い。
イヤなことにも感謝する。
もちろん、よかったことも感謝する。
出典:幸せセラピー(著者:斎藤一人)
つまり、幸福度の高い人ほど、感謝が多いってことなんだと思います。
「ありがとう」は、幸せになるための「魔法の言葉」です。
まずは、行動を変え、「ありがとう」を口癖にしましょう。
行動が変わると、意識が変わります。
そして、意識が変わると、生き方が変わり、ひいては世界(人生)が変わります。
世界中が、「ありがとう」で溢れやがれーーーーーー!!!って想いで、発信し続けましょう!!
書籍紹介
最後に、記事内でふれさせていただいた、書籍をご紹介します。
シンプルだけど重要なリーダーの仕事
影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか
「返報性の法則」を含め、人の行動心理について書かれています。
この本は、はっきり言って、誰にも勧めたくないぐらい、超オススメの1冊です。
なお、メンタリストの「DaiGo」さんの愛読書みたいです。
幸せセラピー
幸せになりたいなら!!
当ブログをお読みいただきありがとうございます。
少しでも、この記事を楽しんでいただけたなら幸いです。
コメント