この記事では、友人と滑りに行った時に乗らせてもらった、デスレーベルの「デスシリーズ」の乗り心地についてまとめています。
このボードは、僕が、ずっとずっと乗ってみたかったボードの1つで、ついに念願が叶いました!
なぜ、乗ってみたかったかというと、僕は、国産ボード「ノベンバー アーティスト」大好き男なんですが、この「ノベンバー アーティスト」を買うときに最後の最後まで、どっちにするか悩んだボードなんです。
「デスレーベル」は、「アライアン」の日本人向けシリーズとして誕生し、その後、独立(派生)したボードメーカーです。
つまり、日本人向けに作られたボードなんです。
「ノベンバー」も、日本人が日本人のために作ったスノーボードですが、「デスレーベル」も同様です。
ただ違うのは、生産工場です。
「ノベンバー」は、日本の長野県にある、オガサカ(小賀坂スキー製作所)で作られており、「デスレーベル」は、オーストリアのマザーシップ(キャピタの直営工場)で作られています。
どちらも、すごく評価の高い工場のため、品質に間違いはありません。
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それでは、「オガサカ」大好き男が贈る、試乗レポートのスタートです。
試乗ボード「DEATH LABEL DEATH SERIES 152cm」
【トップシート】
【ソール】
「DEATH SERIES」は、デスレーベルの代表的なモデルで、パークからフリーランまで遊べる、オールラウンドモデルです。
ボードは、ツインチップのキャンバー形状で、工場出荷時から「エッジビベルド-1.5°」となっている嬉しい仕様です。
なお、「エッジビベルド」とは、無駄なエッジが引っ掛からないようにする加工のことです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
⇒スノーボードのチューンナップなら【エッジビベルド】にもこだわれ!
ちなみに、このボードのメーカー説明はこんな感じです。
どんなシチュエーションでも安定した高いパフォーマンスを発揮するモデル。
爆発的な反発力と高速での安定性、しなやかさと無敵の滑走性能を合わせ持つ至極の1本。
出典:デスレーベル「カタログ」
「NOVEMBERスノーボード」でいうところの「ARTISTE(アーティスト)」と同じ立ち位置のボードです。
どちらのボードも、ミディアムフレックスと表示されていますので、「同じミディアムフレックスのボードって、メーカーで違いがあるのか?」という視点でも楽しめますよ。
乗って(滑って)感じたこと
「NOVEMBER ARTISTE(ノベンバーアーティスト)との比較において」という視点で、書いています。
フレックス(反発)
アーティストに比べて、少し柔らかめです。
なので、おもいっきり踏み込まなくても、ボードがしなり、しっかり反発します。
このボードは、芯材(コア材)にバンブー(竹)を使っているので、柔らかいのにしっかり反発するのかもしれません。
僕は、バンブー(竹)を使ったボードは、初体験だったので、そう思わずにはいられないぐらい、気持ちいい反発があります。
トーション(ねじれ)
このボードを試乗して一番驚いたのは、トーションの柔らかさ(しなやかさ)です。
アーティストに比べ、ダントツで柔らかいです。
ボードを履いて、後ろ足をフラットに踏み、前足のつま先を上げたときに、ボードがねじれているのがはっきりわかります。
そして、トーションが柔らかいことで、シャバ雪などの荒れたバーンの振動を吸収してくれ、すっごく滑りやすいです。
シャバ雪(春雪)の場合は、トーションが柔らかいほうが滑りやすいというのを始めて知りました!!
スノーボード暦15年以上なのに・・・(笑)
ターン
「デスシリーズ」は、キャンバー形状のため、しっかり踏むことができ、ターンが気持ちいいです。
まずは、ロングターンですが、しっかり踏むことでエッジが、ズレたりすることなく、気持ちいいカーヴィングターンが可能です。
はっきり言って、超切れます!!
次に、ショートターンですが、やはりコンベックスソールと比べると、滑らかさに欠けます。
コンベックスソール独特の乗り心地(ヌルヌルと動くターン)が好きな人からすると、ターンに力を使う感じです。
ただ、そうは言っても、トーションが柔らかいため、ターンの切り替えはスムーズに行えます。(その分、ターン切り替え時の反発は弱く感じます)
オーリー
「アーティスト」に比べ、少ない力で、しっかり反発してくれます。
また、反発もクイックで、気持ちよく、オーリーできます。
グラトリにもオススメなボードだと感じました。
ただ、がっちりした体格の人で「ボードをしっかり踏み込みたい」という人には、少し物足りなく感じるかもしれません。(柔らかすぎる)
まとめ
ここで、デスレーベルの「デスシリーズ」を試乗してわかった3つをまとめておきます。
- バンブー(竹)の反発がスゴイ!
- ボードの硬い・柔らかいは、トーションで判断!
- 柔らかめのボードは、シャバ雪に最適!!
同じミディアムフレックスのボードでも、メーカーによってぜんぜん違うことが、はっきりとわかりました。
「ノベンバーアーティスト」の方が、ぜんぜん硬いです!!
まー、その分、高速滑走や大きめのキッカーなどで、絶大な安定感を発揮するのだと思いますが・・・
それでは、僕が出した最終結論です。
「DEATH LABEL DEATH SERIES(デスレーベル デスシリーズ)」は、買いです!!
このボードが、コンベックスソールなら、僕は迷わず、このボードを買います。
それぐらい、乗りやすいボードです。
トーションの柔らかさや、少ない力でもしっかり反発するところなど、結構、感動的です。
ぜひ、今シーズンの相棒に、ご検討ください。
ちなみに、なんだかんだ言って、僕は「NOVEMBER ARTISTE(ノベンバー アーティスト)」を買っちゃうと思います。
だって、僕は「NOVEMBER ARTISTE」しか乗らない、「ARTISTE愛」な男ですから。(笑)
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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