吹雪のスノーボードは好きですか?
はい、僕は、大嫌いです。
もう、どうしようもないぐらい嫌いです。
できれば、常に快晴がいいです!
さらに言えば、前日の夜に「ドカッ」と雪が降って、朝から快晴のパウダーがいい!!
でも、そんな奇跡の1日は、シーズンを通して1度あるかないかです・・・
だって、会社員スノーボーダー(リーマンボーダー)は、滑りに行ける日が限られていますから。
なので、天気予報をチェックし、吹雪の予報になっていると、
「なんで、わざわざ吹雪だとわかっていて、滑りに行かなくちゃいけなんだよ~」
「やだよ~、やだよ~、吹雪はやだよ~」
「晴れがいいよ~寒いのやだよ~」
おっと、すいません、取り乱しました!(笑)
でも、そんな心境です。
ただ、吹雪のたびに、モチベーションを下げていては、せっかくの1日を無駄にしてしまいます。
僕たちにとって、滑りに行く1日は、とても貴重な時間なのですから。
つまり、僕たちリーマンボーダーは、吹雪だとわかっていても、行くしかないのです。
そして、できれば最高のモチベーションで、スノーボードを楽しまなくていけない。
そこで、この記事では、僕が実践している、吹雪のスノーボードを快適にする「オススメアイテム」と、吹雪を楽しむために気をつけること(コツ)をご紹介します。
これで、あなたも吹雪好きに!?
吹雪のスノーボードを好きになるには
まず、「吹雪が、なぜ嫌なのか」を明確にしておきましょう。
吹雪の嫌なところ
- 寒い(濡れる)
- ゴーグルが曇る
- 視界が悪い
こんなところでしょうか。
なら、この3つを取り除ければ、吹雪は嫌じゃなくなりますよね。
つまり、こんな感じ。
「吹雪の嫌なところ」を逆にしてみる
- 暖かい(雪を完全にシャットアウト)
- 曇らないゴーグル
- 視界良好?
どうでしょうか?
こんなスノーボードなら、楽しみになりませんか?
吹雪を快適にするオススメアイテム(対策)
実際に、僕がやってる対策を、ご紹介します。
「寒い」を「暖かい」へ
吹雪における寒さ対策において、一番重要なのは、雪と風をいかにシャットアウトするかです。
風があると、体感温度が極端に下がりますし、雪がウェア内に進入することで、体温を奪っていきます。
ですので、まず、徹底しなければならないのは「肌を一切出さないこと」です。
その上で、いつも以上に、着込むこと!
ただ、着すぎてしまうと、「モコモコ」して動きづらくなりますので、注意が必要です。
それでは、これらの条件を満たす「オススメアイテム」を1つずつみていきます。
ファーストレイヤー
まずは、薄くて暖かいインナーの代表格「ファーストレイヤー」を活用しましょう。
ファーストレイヤーは、薄くて、暖かいだけでなく、汗をかいてもすぐに乾きます。
「え!?寒いのに、汗をかくの?」
と思ったあなたは、スノーボードを知らなさすぎです。
スノーボードは、とても激しいスポーツです。
なので、滑ってるとき(動いているとき)は、すごく汗をかきます。
そして、その汗が、風によって冷やされることで、どんどん寒くなってしまいます。
つまり、すぐに乾く素材(速乾素材)というのは、インナーの必須条件です。
【関連記事】
オススメの「ファーストレイヤー」については、こちらの記事をご覧ください。
僕のすべてを書いています。(笑)
フェイスマスク(バラクラバ)
「肌を一切出さない」というのは、顔も例外ではありません。
顔もすべて、露出しないようにします。
そのために、フェイスマスクは、必須アイテムです。
恐らく、このアイテムが、吹雪において一番重要な役割を果たします。
フェイスマスクを着用するか、しないかで、吹雪の快適さは、劇的に変わります。
必ず、着用してください。
僕は、フェイスマスクなしでは、スノーボードはできません。
これ、マジです!!
だって、雪と風が、顔にあたり続ける苦痛はハンパじゃないですから。
もはや、バツゲームです。(笑)
ちなみに、一番のオススメは、「バラクラバ」です。
やつは、最強です!
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
⇒ヘルメットとセットで使うと快適さアップ!【バラクラバ(目出し帽)活用法】
なお、「バラクラバは、ちょっと・・・」というなら、フェイスマスクでも、ぜんぜん、OKです。
効果は、ほとんど変わりませんから。
また、フェイスマスクは「通気性の良いもの」や「暖かさ重視のもの」など、デザインも含めたくさんの種類が出ていますので、色々試していただくことをオススメします。
【関連記事】
オススメのフェイスマスクについては、こちらの記事で紹介してます。
ヘルメット
ヘルメットは、風を一切通さないため、アタマがすごく暖かいです。
ニット帽だと、通気性が良すぎて、アタマが寒いです。
つまり、ヘルメットとは、安全対策と防寒対策を同時に行える、スーパーアイテムです。
ぜひ、活用しましょう。
【関連記事】
ヘルメットの重要性と正しい(かっこいい)かぶり方については、こちらの記事で詳しく書いています。
ネックウォーマー
吹雪のときって首筋が、やたら「スースー」しませんか?
「そうなんだよ!」と共感したあなたは、ネックウォーマーの着けかたを今すぐ変えてください。(笑)
ネックウォーマーって、ただアタマから被るだけだと、滑っているうちに、どんどん下にずれちゃって、首が寒くなっちゃうんです。
そこで、対策として「ネックウォーマー」をニット帽の内側にはさむことをオススメします。
こんな感じです。
【普通の着けかた】
首筋が出ちゃってます。(極端に表現しています)
【ニット帽の内側にはさむ着けかた】
首筋がぜんぜん、出ていません。
このひと工夫をすることで、首筋がぜんぜん寒くなくなります。
雪の進入も防げますし。
ですので、ネックウォーマーは、ニット帽の内側にはさめるぐらい長いタイプを購入してください。
オススメは、AWSM(オーサム)のネックウォーマーです。
すごく長くて、肌触りも最高です
ぜひ、お試しください。
なお、この状態から、フェイスマスクと、ヘルメットを着けるとこうなります。
これが、顔周りのフル装備(吹雪対策)です。
【フェイスマスクを着用】
【ヘルメットを着用】
肌が全く出ていません。
これなら、ほぼ、吹雪の寒さを感じることはないでしょう!
ちなみに、着用しているフェイスマスクは、これです。
僕は、この「VOLUME GLOVES」のフェイスマスクを、3つ持っています。
調子良すぎて、ヤバイです!
もし、見つけたら即買いしてください。(もう生産してないかも・・)
子どもにもオススメです。
ぜひ、お試しを!
リストゲーター(ハンドゲーター)
吹雪やパウダーを滑っていて、転倒すると、必ずと言っていいほど、手首部分から雪が入ってしまいます。
ウェア内への雪の進入をシャットアウトするために、リストゲーター(ハンドゲーター)付きのウェアを選んでください。
もし、お持ちのウェアにリストゲーターがないなら、リストガードか、別売のリストゲーターを活用しましょう。
手首周りの暖かさが、ぜんぜん違う上、雪の侵入を抑えられます。
「ゴーグルが曇る」を解消する
「吹雪のときって、ゴーグルが超曇るんだよ~」という悩みに対し、ゴーグルが曇ってしまう原因と対策をご紹介します。
原因1:ゴーグル上部に雪が積もる
吹雪の時に、ゴーグルが曇ってしまう理由は、ゴーグル上部の通気口(スポンジ部分)に、雪が積もってしまい、空気の通り道をふさいでしまうことです。
そうです、対策は、1つしかありません。
「ゴーグルに雪が積もらないようにする!」ということです。
あたりまえ過ぎますね。(笑)
そこで、活躍するのが、またまた登場のヘルメットです。
今回は、さらに条件を増やして「ツバ付きのヘルメット」です。
ツバがあることで、ゴーグル上部に雪が積もりづらくなります。
ちなみに、吹雪だと、雪が吹き込んでくるため、完全に積もらないわけではありませんが、かなりの効果があります。
こんな感じです。
なお、ニット帽では、ゴーグルに100%雪が積もり、そして、曇ります。(笑)
ちなみに、オススメのヘルメットは「SANDBOX(サンドボックス)」です。
最高にカッコいいです。
原因2:ゴーグル内に雪が入ってしまう
ゴーグル内に雪が大量に入ってしまうと、そのゴーグルはご臨終です・・・
完全に乾かさないと、復活は難しくなります。
ですので、1度ゴーグルを着けたら休憩までは、原則、ゴーグルを外さないようにしてください。
外さなければ、ゴーグル内に雪は入りません。(転倒は別です・・・)
原因3:休憩所との温度差で曇る
やたらと休憩を繰り返すと、外気の温度と、休憩所内の温度差でゴーグルが曇ります。
「休憩所に入った途端、ゴーグルが曇った」という経験は誰にでもあるはず。
また、吹雪の場合、休憩所内に入ると、ゴーグルに付いた細かな雪が溶け、ゴーグル内に水分が入ってしまいます。
これも、ゴーグルが曇る原因となります。
だから、吹雪のときは「極力、休憩しない!」を心がけてください。
これが、ゴーグルを曇らせない奥義です!
できれば、1日を通し、トイレ休憩1回ぐらいに・・・(僕はゲレンデでは、常に1日1回の休憩です)
【関連記事】
僕のストイックなスノーボードの楽しみかたは、こちらの記事で紹介しております。
また、「曇りづらいゴーグル選びとやっちゃいけない行動」については、こちらの記事をご覧ください。
視界の悪さを克服する
ゴーグルの曇りと、通ずるところもありますが、ぜんぜん意味が違います。
どんなにゴーグルが快適でも、吹雪だと視界が悪くなります。
はっきり言って、天気を変えることはできません。
天気を変える力があるなら、そもそも吹雪のなか、スノーボードなんかしませんから。
ですので、発想を変え、視界を良好にするのではなく、視界が悪い中でいかに楽しむかを考えます。
そこで、一番重要になるのは「できるだけ、行きなれたゲレンデを選択する」ということです。
吹雪の場合、視界が悪くなり、コースやゲレンデの起伏が見づらくなります。
でも、知っているゲレンデなら、少しぐらい見づらくても、コースやゲレンデの起伏がわかるので、ひたすら「バフバフ」のパウダーを、ストレスなく楽しめます。
そして、もう1つ重要なポイントは、透過率の高いレンズ(クリアレンズなど)のゴーグルを使うということです。
快晴用のレンズでは、何も見えません・・・
なお、いくら透過率の高いレンズと言っても、スーパークリアレンズ(レンズなし)は、逆効果になりますので、使用してないでください!!(笑)
目に雪が、「ガンガン」入ってきますので。
視界の悪さを克服する重要なポイントは、「見えづらいけど、気にするほどじゃない!」という環境を作ることです。
ぜひ、そのあたりを意識して、ゲレンデを選んでください。
吹雪のスノーボードは、虐待か!?
まず、この写真をご覧ください。
この子、顔が真っ赤です!!(でも笑顔!)
僕は、吹雪の日に子ども(息子)とスノーボードをし、フェイスマスクは、子どもにこそ必要かもしれないと痛感しました。
そして、すぐに準備しました・・・
ぜひ、「子どもにフェイスマスクを!!」を合い言葉に、フェイスマスクを広めてください。
子ども達は、フェイスマスクを待っています!(笑)
吹雪の良いところ
一応、考えてみました。
- 1日中パウダーで遊べる
(どんどん積もるから、いつでもパウダー) - リフトが比較的空いている
- 温泉が恋しい
う~ん、しぼり出してみましたが、もう出てきません・・・(笑)
まとめ
ここで、吹雪のスノーボードを楽しむ方法をまとめておきます。
すべてを実践するのが難しければ、どれか1つでも試してみてください。
ぜんぜん、快適さが変わってきますから。
- 「寒い」を「暖かい」へ(オススメアイテムの活用)
・ファーストレイヤー
・フェイスマスク
・ヘルメット
・ネックウォーマー
・リストゲーター - 「ゴーグルが曇る」を解消する
・ツバ付きのヘルメットの活用
・ゴーグルを外さない
・休憩をしない - 視界の悪さを克服する
・行きなれたゲレンデに行く
吹雪の日でも、徹底して対策することで、最高の1日にすることができます。
大切な1日を、残念な日にしてしまわないように、最強(快適)アイテムを駆使し、強い気持ちで吹雪に立ち向かいましょう。
なお、吹雪も、発想を変えれば、山の神様からの贈り物です。
だって、雪が降らないと、スノーボードできないじゃないですか!?
吹雪は、最高の降雪ですよ。
前向きにいきましょう。
ただ唯一、滑り終わった後の「吹雪のなかの着替え」だけは辛すぎます。
寒いし、濡れるし・・・
次は、こんな記事を書こうかな!?(笑)
「まだ、吹雪の着替えで消耗してるの?」
結果、やっぱり、快晴のスノーボードがいいですね!!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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