「スノーボードのブーツって、滑っていると足が痛くなるよね・・・」
って思っていませんか?
はっきり言っちゃいますが、それって、ブーツがあってないですよ!!
もしくは、完全に締めすぎです。(笑)
「自分に合っているブーツ」なら、何時間履いていても、足は痛くなりません!!
ですので、スノーボードは、足が痛くなるもの(筋肉痛を除く)という考え方は、捨ててください。
ちなみに、スノーボードを思いっきり楽しむのに一番重要なアイテムは、「ブーツ」です。
なぜなら、スノーボードって、ブーツを履いたら、滑り終わるまで履いたままだからです。
ですので、「ブーツ選び」で妥協するわけにはいきません!!
だって、「ブーツが合わなくて足が痛い状態」というのは、7時間ずっと足を踏まれているのと同じです。
7時間も足を踏まれ続けたら、どんな「ドM」の方でも、ちょっと嫌じゃないですか?(笑)
当然、そんな状態で、高いパフォーマンスを発揮することは不可能ですし。
なので、スノーボードブーツには、徹底的にこだわってください。
ブーツが快適だと、上達も早いですから。
なぜ、ここまではっきり言うかというと、
僕の妻も、以前、ボードブーツに悩んでおり、「足が痛い、足が痛い!」のオンパレードでした。
でも、あるブーツに替えた途端、1日中、滑っても「ぜんぜん痛くない!!」となり、スノーボードが快適になりました。
そのぐらい「スノーボード」は、ブーツによって快適さが変わってしまうのです。
ちょっと、前置きが長くなりましたが、この記事では、
「足が痛い!」で悩んでいる、あなたに贈る「あれ?このブーツ、ぜんぜん痛くない!! 」を実現するための、3つのポイント
を紹介します。
「痛くないブーツ」を選ぶための3つのポイント
まずは、痛くないブーツに出会うための3つのポイントです。
- ブーツの選びかた
- ブーツの履きかた
- おすすめブーツ
それでは、この3つのポイントについて順に説明していきます。
ブーツの選びかた
まずは、「スノーボードブーツって、何を基準に選んだらいいの?」から紹介していきます。
ブーツ選びのポイント
1.軽さ
ブーツの軽さは、超重要です。
なぜなら、スノーボードは、ボードとビンディングを片足につけたまま、リフトに乗るからです。
つまり、重ければ重いほど、足が疲れるってことです。
また、オーリーなどのトリックを行う際にも、同様です。
極力、軽いブーツを選びましょう。
2.やわらかさ
やわらかいブーツは、足首などの可動域も広く、扱いやすいです。
トリックを行う際も、ポークやプレスがしやすく、スタイルを出しやすくなりますし。
そして、硬いブーツと比べ、足が痛くなりづらいのも特徴の1つです。
なお、ブーツの硬さについては、人によって好みが分かれますが、僕は、柔らかいブーツが大好きです。
さらに言えば、「がっつり履きこんだ(少しへたった)」ぐらいのブーツが、自分の足になじんで、快適な気がします。
ですので、やわらかいブーツを選びましょう!
3.ブーツを締める方法
基本的に、ブーツの「履いたり脱いだり」が、楽なのがいいです。
なお、一般的にブーツの締めかたは、次の3つに分類されます。
- シューレース
- スピードゾーンレーシング
- BOA
「シューレースタイプ」は、スニーカーなどと同じく、普通のひもで、締めます。
「スピードゾーンレーシングタイプ」は、両サイドのひもを引っ張るだけで、ブーツが締められる、ハイテクなひもブーツです。(メーカーにより違いがあります)
BOAタイプは、ダイヤルを回すだけでブーツが締められる、ワイヤーを使ったブーツです。
はっきりいって、このあたりは、好みで選んでいいと思います。
「足の痛み」という意味では、違いはありませんので。
ただ、女性の場合は、「スピードゾーンレーシングタイプ」か、「BOAタイプ」がおすすめです。
「シューレースタイプ」は、締めるのに力が必要なので・・・
ちなみに、最近の傾向としては、「スピードゾーンレーシングタイプ」のブーツが多く、「シューレースタイプ」のブーツは少ないです。
4.デザインはどうでもいい
ブーツのデザインにこだわっても、ウェアと、ビンディングで隠れちゃいます。
自分に合うブーツに出会ったなら、デザインはあまり気にしないほうがいいと思います。
ブーツは必ずお店で履いてみること
スノーボードブーツを購入する際は、必ず、お店で履いてみましょう。
ブーツは、履いてみないとわかりません。
なぜなら、各メーカーによって、インナーブーツの形状や、履いたときの感覚が全く違うからです!!
また、同じメーカーであっても、年式により微妙に違いますので、試し履きは必須です。
ブーツを履く際の注意点
- 目星をつけたブーツは、すべて履いてみること。
- 実際にスノーボードをするときの靴下を、持参すること。
- 実際にスノーボードするときのように、しっかりと、ブーツを締めること。
- 必ず、両足履くこと。(右足と左足は、形やサイズが違います)
ブーツを履いたときの確認すること
- つま先は、当たってないか?
- ブーツを締めたときに、足が痛くないか?
- ある特定の部分が、きつかったり、当たったりしてないか?
- ブーツが、硬すぎないか?
ブーツを履いたら、立ったり、しゃがんだりしてみてください。
スノーボードは、膝を上下するスポーツです。
膝を曲げた(腰を落とした)ときの、すねへのブーツの当たり具合なども、感じてみてください。
そして、少しでも違和感があれば、購入は止めてください。
必ず、ゲレンデで足が痛くなります。
少し履いただけで、違和感があるということは、1日履き続けるスノーボードにおいて、足が痛くなる可能性が高いということです。
ブーツ選びの誤った認識
ぴったりサイズ
恐らく、スノーボードショップの店員さんの意見と、相反すると思いますが、ブーツは、ぴったりサイズを購入しないことをオススメします。
あくまでも、「足が痛いを改善する」ということに、フォーカスした場合です。
スノーボードショップによっては、足のサイズを測ってくれ、「このサイズが良いですよ!」って教えてくれたりします。
でも、おすすめされたサイズを履いたときに、「あれ?少しきつめかな?」と感じたら、迷わず、1サイズ(0.5cm)大きめを買ったほうがいいです。
なぜなら、つま先に、少し余裕があったほうが、足が痛くなりづらいです。
「滑りに影響は出ないの?」って思うかもしれませんが、今のブーツは、しっかり締まりますので、全く気にならないです。
それよりも、足が痛いほうが大問題です。
かかとが浮かないこと
僕の経験上、完全にかかとが浮かないブーツに、出会ったことがありません。
かかとが、浮かないほうがいいんでしょうが、あまり気にする必要はないと思います。
ちなみに、僕は、ブーツの中で軽く(微妙に)つま先立ちできるぐらいが好きです。
そのほうが、トゥーエッジをしっかり踏めます。
逆に、完全にかかとが浮かないほど、締めちゃうと、足が痛くなります。
長い時間、履いたままですから、多少のゆとりは必要です。
ブーツの履きかた
ブーツを履くときの注意点は、次の2つです。
- ブーツを締めすぎないこと。
- 厚手の靴下を履くこと。
僕のブーツの締めかたは、足首までは、しっかり締めて、すね部分はゆるく締めます。
そのほうが、足首の可動域が広がり、スタイル(ポークなど)が出しやすいからです。
スタイル(ポーク)については、こちらの記事でご紹介しています。
あとは、「ブーツの履きかた」とは、趣旨がズレますが、寒いと血行が悪くなり、それが原因で「足が痛い!」という場合があります。
「いつも足の指先が寒くて、感覚がないんだよね・・・」という人は、寒さ対策として「ウィンター用のインソール」に変えてみてください。
結構、違いますよ!!
ちなみに、僕は、スーパーフィートを愛用しています。
「暖かさ+サポート力」の、REDhot(男性用)・hotPINK(女性用)が、オススメです。
インソールについては、こちらの記事で使った感想などを書いています。
⇒SUPERfeet(スーパーフィート)インソールの使い心地とは?
おすすめブーツ
スノーボードを10年以上、楽しんできた結果、たどり着いた「オススメブーツ」を紹介します。
BURTON「RULER(男性)・Limelight(女性)」
まずは、言わずと知れた、BURTON(バートン)です。
履いたときのフィット感が、最強です。
そして、軽い!!
あなたの足に合うなら、最高のブーツです。
しかも、低音サーモインナーの採用により、履いているうちに、自分の体温でインナーブーツがあなたの足型になっていきます。
つまり、履くほどに、馴染んでいくということです。
THIRTYTWO「LASHED(男性)・W’S LASHED(女性) 」
次は、THIRTYTWO(サーティーツー)です。
個人的には、一番オススメです!!
軽さ、やわらかさは、もちろんですが、「BURTON(バートン)」に比べて、インナーブーツの「つま先のスペース」が広いため、足が痛くなりづらいです。
そして、バートン同様、低音サーモインナーの採用により、履いているうちに、自分の体温でインナーブーツがあなたの足型になっていきます。(サーティーツーの場合は、希望により、熱成形もできます。)
インソール専門店の店長さんに話を伺った際にも、「一番、日本人向けなんじゃないかな~」って言ってました。
「色々なブーツを試したけど、どれも合わない・・・」というなら、ぜひ試してほしいブーツです。
ちなみに、うちの妻が購入したブーツが、THIRTYTWO「LASHED」でした。
このブーツは、「シューレースタイプ」以外のモデルもあるため、お好みで選べます。
DEELUXE「ID(男性)・ID LARA(女性) TF サーモインナー」
最後は、DEELUXE(ディーラックス)です。
「バートンとサーティーツーを試したけど、ぜんぜんダメ!」というあなたには、これしかないでしょう!!
このブーツは、サーモインナーという技術で、一人ひとりの足型に合わせて、専用のオーブンで熱成形します。
つまり、あなただけの「インナーブーツ」が出来上がるわけです。
しかも、圧倒的に軽いです!!
僕のまわりでも、使用率が高く、評判もいいです。
「足が痛い!」をあきらめないための最終兵器と言っても過言ではないでしょう。
だったら、「最初から、DEELUXEにすればいいじゃん!?」ってなりますが、
「DEELUXE ID TF サーモインナー」の場合、インソールを別に購入する必要があり、少し値が張るのと、あなたの足型が変わった際に、再度、熱成形する必要があります。
このあたりを考慮していただき、購入を検討してください。
まとめ
スノーボードを楽しむためには、「足が痛くない」というのは、必須条件です。
そのための重要アイテムが、ブーツです。
「誰が履いても、絶対に足が痛くならないブーツ」というのは、存在しません。
逆に言えば、「誰が履いても、足が痛くなるブーツ」というのも、存在しないってことです。
ですので、前向きに、あきらめず、色々なブーツを試し続けてください。
必ず、出会えるはずです。
最後に、僕がオススメするブーツ選びの手順を紹介します。
- まず、「バートン」のブーツを試す。
- ダメなら、「サーティーツー」のブーツを試す。
- それでも、ダメなら、「ディーラックス」で、熱成形する。(ディーラックスのブーツなら、100%足が痛くならないというわけではありません)
という、感じです。
よろしければ、お試しください。
この冬は、最高の相棒(ブーツ)と、スノーボードを思いっきり楽しみましょう!!
なお、ブーツ選びをしっかりしたのに、滑ると「足が痛い!」という人は、ビンディングが合ってないのかもしれません。
心当たりのある人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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