キッカー初心者にとっては、ストレートジャンプの「グラブ」って、憧れのトリックだと思います。
ただ、ひとえに「グラブ」といっても、様々なトリックがあり、何からチャレンジしていいのか悩みませんか?
選択する(最初にチャレンジする)グラブによっては、変なクセがついてしまい、成長を妨げてしまうことがありますので、初めてチャレンジするグラブトリックは、発展性があり、他の技との組み合わせがしやすいものがオススメです。
また、1人ひとり個性(クセ)が違うため、やりやすいトリック、やりづらいトリックが出てきます。
そこで今回は、
「自分の得意エッジ(ヒール or トゥ)別のオススメグラブトリック」
についてご紹介します。
自分の得意エッジがわからない人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
ストレートジャンプの基本的なグラブトリック
まずは、基本的なグラブトリックの種類です。
- インディ
- ミュート
- メランコリー
- ステールフィッシュ
- テール
- ノーズ
- メソッド
得意エッジ別オススメグラブトリック
ヒールエッジが得意
オススメグラブトリックは、ずばり「インディ」です。
後ろ手でつま先側のエッジを掴むトリックです。
ヒールエッジが得意な場合、微妙なヒールエッジで、キッカーを抜けることが多いため、背中側に重心が微妙に寄っています。
その背中側に寄った重心を、インディグラブをすることで、フラットな状態に戻す効果があります。
最初にチャレンジ(練習)するなら、インディがやりやすいと思います。
なお、「インディグラブ」のやり方と注意点についてはこちらの記事を。
トゥエッジが得意
オススメグラブトリックは、ずばり「メランコリー」です。
メランコリーグラブは、前手でかかと側のエッジを掴むトリックです。
トゥエッジが得意な場合、微妙なトゥエッジで、キッカーを抜けることが多いため、おなか側に重心が微妙に寄っています。
そのおなか側に寄った重心を、メランコリーグラブをすることで、フラットな状態に戻す効果があります。
最初にチャレンジ(練習)するなら、メランコリーがやりやすいと思います。
なお、「メランコリーグラブ」のやり方と注意点についてはこちらの記事を。
グラブトリックの基本的考え方
キッカーに入りたての頃は、「グラブ = つかむ」という意識が強すぎるため、ボードをつかみにいって、バランスを崩します。
グラブは、つかみにいくのではありません!!
手の届くところまで、ボードを引きつけてくるものです。
これは、すべてのグラブトリックに共通して言えることです。
感覚としては、
「手を下ろしたら、ボードがあったから軽くつかんでみたよ!!」
って感じです。
なので、がっつりグラブするのは、慣れてきてからで良いと思います。
ちなみに、「グラブすると飛びが、安定するんだよね~」って言う人がいますが、因果関係が逆です!!
グラブするから安定するのではなく、安定しているからグラブできるのです!!
これ、すっごく重要です。
キッカー初心者にオススメしないグラブトリック
自信を持って、言わせていただきます。
「メソッド」です。
メソッドは、前手でかかと側のエッジを掴みながら体を反らせるトリックです。
はっきり言って、このトリックは、初めてチャレンジ(練習)するクラブには適していません。
メソッドは、派手なトリックでかっこいいのですが、キッカー初心者がやると、背中側に膝を折るだけになってしまい、本来の両足を伸ばし、体を反るという動きが入りません。
また、膝を背中側に折るという動きだと、グラブで一番重要な、膝を引き上げ、ボードを引きつけるという動きを必要としないため、全く練習になりません。
しかも、膝を背中側に折るという動きを意識しすぎることで、キッカーを抜ける際に「トゥエッジで蹴るクセ」が、つきやすくなります。
メソッドは、他のグラブをマスターしてからチャレンジしてください。
まとめ
ここで、「初めてグラブトリックに挑戦するときのポイント」についてまとめておきます。
- ヒールエッジが得意なら「インディグラブ」
- トゥエッジが得意なら「メランコリーグラブ」
- 「メソッドグラブ」はやらないこと
- 「グラブ」は、つかみにいかず、手の届くところまでボードを引きつけること
- 「グラブ」は、飛びが安定しているからできるもの
初めてチャレンジするグラブトリックは、後々の成長を考え、膝を引きつけるタイプがオススメです!!
ボードの引きつけが完璧になれば、グラブのバリエーションは一気に増えます。
慣れてきたら、色々なグラブにチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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