パウダーボードの乗り心地とは?【CAPITA SPRING BREAK 試乗レポート】

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キャピタとノベンバー試乗比較(パウダー)

先日、生まれて初めての「パウダーボード(CAPITA SPRING BREAK)」体験をしてきました。

そうです、「パウダーボード初体験」です。

 

僕は、15年以上、スノーボードを楽しんでおりますが、久々の「新感覚」にワクワクしました。

 

それでは、まず、結論から言っちゃいます。

 

パウダーボード、超おもしろい!!

 

僕は、もともと、パークメインで遊んでいましたので、ツインチップのキャンバーボードばかりに乗っています。

そして、「どんな雪質でも、1本のボードで乗りこなすのが、スノーボーダーでしょ!?」という、こだわり(信念)で滑ってきました。

そう、「ボードを変えるんじゃない、自分を変えろ!」ってことです。

 

でも、パウダーだけは、どうしても、ノーズが刺さったり、減速したりと、滑るのに必死になってしまい、「もっと、軽快にパウダーを楽しめればいいのに・・・」と感じていました。

 

ただ、現在のスノーシーンでは、天候や雪質に合わせ、ボード(板)を乗り換えるのが、あたりまえになってきています。

 

たとえば、

  1. 「パーク用のボード」と、「パウダー用のボード」
  2. 「カーヴィング用のボード」と、「パウダー用のボード」

という感じで、ボードを使い分けるのは、スノーボードをもっと楽しむための1つの手段だと、今回「パウダーボード」を試してみて、気づきました。

 

そのくらい「パウダーボード」は、おもしろかったです。

 

ちなみに、パウダーについて、こんな風に悩んでいる、あなたには特にオススメです。

「パウダーを楽しみたいだけど、すぐにボードが埋まってしまい、楽しめない」

「圧雪されたバーンのように、楽々と、パウダーを滑りたい」

「パウダーを滑ると、後ろ足が、すぐパンパンになってしまい何本も滑れない・・・」

 

こんな悩みは、簡単に解決します。

ズバリ!

解決策は、パウダーボードです。

 

それでは、「パウダーボード(CAPITA SPRING BREAK)」の試乗レポートと「ツインチップ(NOVEMBER ARTISTE)」との乗り心地の違いについて、ご紹介します。

試乗ボード「CAPITA SPRING BREAK(キャピタ スプリング ブレイク)143cm」

トップシート

スノーボードCAPITA SPRING BREAK トップシート

ソール

スノーボードCAPITA SPRING BREAK ソール

ノーズ形状

スノーボードCAPITA SPRING BREAK ノーズ

テール形状

スノーボードCAPITA SPRING BREAK テール

ボードの特徴・説明

クラシックなサーフロッカーシェイプ、ワイドなウエストでパウダーから春のスラッシュまで幅広く対応可能なファンボード。コリースミスの感性でデザインされたシェイプは最高のライドフィーリング。今期はファイバーグラスも新しくなり、ボードの耐久性がさらにアップした。

カンタンお気楽なライディングを約束するゼロキャンバー、キンクしたフラット・キック形状のノーズ、そしてチルでメローなテール。このノーズならシャバ雪やパウダー、そしてクソみたいな雪も蹴散らし、チルで余裕のカービングが楽しめるはずさ。

出典:CAPITA公式サイト

簡単に言うと、「超ワイドで短いロッカーボード」って感じです。

ちなみに、ボードの形状は、こんな感じです。

スノーボードCAPITA SPRING BREAK ボード形状

また、ボードの太さと長さについては、「ツインチップ(NOVEMBER ARTISTE)」と比較してみると、すごくよくわかります。

 

まず、一般的な太さのボード(152cm)です。

一般的なボードでは、つま先と、かかとがボードから出ています。

つま先と、かかとがボードから出ていることで、ターンをするとき、ボードを傾けやすく(加重しやすく)なります。

ノベンバーのノーズ比較

次に、「CAPITA SPRING BREAK」です。

一目瞭然ですね。

 

つま先と、かかとがボードから出ていません。

このことからも、ボードが、かなりワイドであることがわかると思います。

CAPITA SPRING BREAK ノーズ比較

続いて、長さの比較です。

「CAPITA SPRING BREAK(143cm)」と「NOVEMBER ARTISTE(152cm)」を並べてみます。

スタンス幅の違いはありますが、「CAPITA SPRING BREAK」の方が、ノーズが長く、テールが短いことがわかると思います。

キャピタとノベンバーの長さ比較

乗って(滑って)みて感じたこと

「ツインチップ(NOVEMBER ARTISTE)との比較において」という視点で書いています。

パウダー(膝ぐらいのパウダーを滑った感覚)

まず、浮力抜群です。

前足重心で滑っても、ノーズが全く刺さりません。

そして、減速もなく、ターンも、楽々です。

 

また、浮力の関係なのか、それとも、ノーズの長さとロッカー形状の関係か、雪の起伏(デコボコ)の衝撃がツインチップと比べて、格段に少ないです。

つまり、雪の起伏に、あまり左右されないということです。

 

はっきり言って、「パウダー」での、パウダーボードは、かなりおもしろいです!

フリーライディング

「143cmという長さなので、フリーライディングでボードが安定するのか?」

という不安がありましたが、違和感(不安感)はありませんでした。

恐らく、ボードの短さを、ボードの太さ(かなりワイド)で補っているんだと思います。

 

また、上記の「パウダー」の項目でも書きましたが、雪の起伏(デコボコ)の衝撃が少ないため、結構荒れたバーンでも、ハイスピードで遊べます。

ボードが、フワフワして、おもしろいです。

 

恐らく、春の「シャバ雪」でも楽しめると思います。

 

結果、フリーライディングでも、かなり遊べるボードです。

 

ただ、ターンの切り替えについては、ツインチップ(NOVEMBER ARTISTE)に比べ、スムーズさに欠けます。

 

これは、「ロングターン」および「ショートターン」ともに、感じたことです。

このあたりに、「ワイドなボード」という個性を感じました。

カーヴィング

はっきり言って、カーヴィング向きのボードではありません。

しっかり踏んでいるつもりですが、ターンの度に、エッジがズレます。(少しドライブしてしまう)

 

エッジに乗るというよりも、「ボードの面に乗って楽しむ板」だと感じました。

つまり、シャバ雪には最適かと。

スイッチライディング

「テールが短く、形状がV字となっているため、スイッチは無理かな?」と思っていましたが、圧雪されたバーンに関しては、全く違和感はありませんでした。

これは、テールがロッカー形状で、浮いているからだと思います。

 

ちなみに、こんな感じです。

【ヒール側から】

CAPITA SPRING BREAK 乗ったときのテール2

【トゥ側から】

CAPITA SPRING BREAK 乗ったときのテール

この浮きにより、テールが短くても、引っ掛かったり、つんのめったりすることなく、滑ることができます。

オーリー

テールの反発は、ほぼ感じません。

ロッカー形状でテールが短いため、想像どおりでした。

 

ただ、軽く飛び上がる(後ろ足で蹴る)ぐらいなら、可能です。

 

ちなみに、スイッチライディングであれば、オーリーは普通にできます。

ノーズが長いので、しっかり、反発を感じることができますし。

 

このボードで、キッカーに入るなら、スイッチエントリーですかね!?(笑)

軽さ

はっきり言って、軽いです。

だって、ボードの長さが、143cmですから。(笑)

持ち運びも、楽々です。

まとめ

「パウダーボード」を体験してみて、僕が出した結論をまとめておきます。

  1. パウダーを滑るなら、パウダーボードが断然、おもしろい!
  2. メインボードにするのは、難しい。(パウダー専用機としての位置づけ)
  3. 総合的に評価して「NOVEMBER ARTISTE(コンベックスソール)」が最強!
3.については、個人的な好み(偏り)が入っておりますので、参考程度にしてください。(笑)

 

理想としては、「パウダー専用機としてのボード」と、「パウダー以外のオールマイティー的なボード」を使い分けることが、スノーボードをもっと楽しむ最良な方法かと思います。

 

最後に、今回、紹介した2本のボードと、乗ってみたいパウダーボードを載せておきます。

色々、調べてみてください。

 

【CAPITA SPRING BREAK】

 

【NOVEMBER ARTISTE(オールマイティーボード】

言わずと知れた「日本人が、日本人のために、日本で作ったスノーボード」です。

 

【NOVEMBER BACKCITY(パウダーボード)】

もちろん、パウダーボードも、NOVEMBERでしょ!?

このボードは、乗ったことないので、すごく乗ってみたいボードです。

誰か、乗らせて!!(笑)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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