スノーボードの板を選ぶ(購入する)とき、ボードの硬さを気にされる方は多いと思います。
僕も、結構気にするので、かなり慎重になります。
というのも、以前、違うメーカーのボードで比較(購入検討)していた際に、メーカーによって硬さの基準が全然違うことに驚いたからです。
わかりやすく言うと、
- Aメーカーの「柔らかいボード」
- Bメーカーの「硬いボード」
を比較したときに、Bメーカーの「硬いボード」の方が、柔らかい場合があるってことです。
つまり、ボードの硬さとは、各メーカーさんが独自に設定していて、あるメーカーでの「柔らかいの基準」と、別のメーカーでの「柔らかいの基準」が全く違うってことです。
「じゃあ、硬い・柔らかいの判断基準って何だ?」ってことになりますよね?
そこで、この記事では、
「どうやって、スノーボードの硬い・柔らかいを判断すればいいのか?」
についてご紹介します。
スノーボードの硬い・柔らかいの判断基準
ボードの硬さは、「フレックス(しなり)」と「トーション(ねじれ)」のバランスによって判断されます。
一般的に、柔らかいボードの方が、操作性が高く、扱いやすい印象です。
その分、高速滑走の際は、ボードがブレやすく安定しません。
一方、硬いボードは、高速滑走時の安定性が高くブレが少ない印象です。
ただ、ボードに乗る人によって、「ボードの硬さ」について、感じ方が全然違います。
たとえば、
- 体重60kgの人
- 体重90kgの人
が同じボードに乗った場合、当然ですが、90kgの人のほうがボードが、柔らかく感じます。
これは、板にかかる荷重が、純粋に30kg多くなるためです。
ですので、ボードも「ふにゃふにゃ」に感じます。
つまり、ボード選びの1つの要素としては「体重を基準に硬さを選ぶ」ってことが大切なんです。
【関連記事】
ボード選びの注意点
身長を基準にするは間違い!?
一般的には、身長からマイナス15~20cmとか言われますよね?
人によって、体格(筋肉)、体重が全然違うのに・・・
身長からは、長さの目安を知る程度にし、体格、体重、やりたいことなどを総合的に見て判断したほうが良いと思います。
ちなみに、僕の場合は、主に、フリーラン・パーク・パウダーで遊んでいますが、
- 身長 172cm
- 体重 58kg
- ボード 152cm(ノベンバーアーティスト)
を使っています。
これです。
なかには、身長180cmオーバーで、ボード154cmを使っている友人もいます。
なお、カタログに「このボードの適正体重は、○○~○○kgです。」みたいに記載しているボードメーカーさんもあります。
それぐらい、スノーボードにおいて、体重って重要な要素なんです。
プロモデルはオススメできない!
原則、プロスノーボーダーのプロモデルは購入しないでください。
扱えれば、高いパフォーマンスを発揮できるのでしょうが、プロボーダーとは体格が違い過ぎます!!
シーズン中、滑り続けている人と、会社員ボーダーでは比較になりません。
必ず、一般スノーボーダー向けの板を選んでください。
プロを目指している人は、プロモデルでもいいかもしれませんが・・・
まとめ
はい、結論です。
スノーボード(板)における「硬い・柔らかいの判断基準」は、ありません!!
「えーーーー!?じゃーどうしたらいいの?」
ってことになりますが、結局、硬い・柔らかいって、ボードに乗る人の主観的なものなんですよね。
体重が重い人が乗れば、柔らかく感じますし、体重が軽い人が乗れば、硬く感じます。
これは、体重だけではなく、筋力も大いに関係してきます。
つまり、ボードメーカーが示している「硬い・柔らかい」については、あくまでも1つの目安にしかなりませんので、自分の体重や筋力を考慮し、微調整するしかありません。
ですので、現在使用しているボードより「硬くしたいのか?それとも、柔らかくしたいのか?」がスタート地点だと思います。
ちなみに、僕の友人が乗っているボードは、すっごく硬いですが、その友人は「そうでもないっす!」って言っています。
逆に、その友人が、僕のボードに乗れば、ペラペラに感じるでしょう。
そんなもんです、人の感覚なんて!
慣れれば問題なしです。(笑)
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おわりに
僕は、キャンバー形状で、柔らかいボードが大好きです。
理由は、
「柔らかいボードの方が、全体的に扱いやすく、操作性が高い」
からです。
高速滑走で暴れる板を、がっつり踏んで押さえつけるのが好きという個人的な好みもあるんですけどね・・・
なので、ボード選びに悩んだら、柔らかめのボードを選んだ方が失敗が少ないと思います。
10mキッカーぐらいまでで遊ぶなら、柔らかいボードで、ぜんぜん十分ですし。(そんなにアプローチ速度も速くないので)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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